こんにちは。世田谷区のプロ家庭教師、数学専門の鈴木です。
これから1週間、ずっとテスト勉強期間だという人も、多くいることかと思います。
今回は、テスト問題の難易度を
A(基礎)、B(標準)、C(発展)、D(難問)
に分けて考えて、高得点を取るための対策について、お話していこうと思います。
A、B問題は満点を狙う
高得点、少なくとも80点を超える点数を取ろうと思ったら、A、B問題では満点を取れるくらいまで、問題演習を繰り返しましょう。
ここで言うA、B問題は、教科書に載っている例題と、その類題を指すものとして、考えて下さい。
このレベルの問題を確実に取るためには、こんな勉強が大事になってきます。
例題の解説を読むだけではダメ!
教科書に書いてある解説を、ただ読むだけの人がいますが、それでは勉強したことにはなりません。
解説を読み、ここに書いてあることは、正しいことなのかどうかを判断していくことが、数学の力を高めていくためには必要です。
解説を見ないで解く!
解説を一通り読み、何が正しいのか、なぜそんな風に考えると、うまく問題が解けるのか、ということについて、自問自答できたら、今度は、解説を見ないで解く練習をしましょう。
読んでいるのと、実際に自分の手を動かしていくのとでは、感覚が全く違います。
最後まで、何も見ずに解くことができれば、その問題については一通り理解できたことになるので、例題の類題なども解いて、さらに力を付けていきましょう。
C問題へのアプローチ
C問題やD問題においても、解説を読み、自分でもう一度解くというパターンは、全く変わりません。
教科書で言えば、節末問題のページに載っているレベルの問題です。
繰り返し解くことで、理解できる可能性は高くなりますが、繰り返し解くためには、以下の行動が必要です。
問題を探す
C、Dレベルの問題となると、A、B問題との違いは、類題を探すことが必要だということです。
A、Bレベルの問題は、教科書を開けば、割りと簡単に類題を見つけることができます。
例題のすぐ下に、練習問題として載っていることがほとんどです。
ところが、C、Dレベルの問題となると、教科書の節末問題のページに載っているだけで、その問題と同じ考え方で解ける類題が、多くは載っていないということがほとんどです。
繰り返し解いて練習をしていくためには、さらに、自分で類題を探し、実際に見つけた問題が、同じ考え方で解けるのかどうかを検証していくことが大事です。
D問題は解く必要があるか?
難しい問題となると、一見すると、今までに解いてきた問題とは、明らかに見た目からして何もかもが違うと感じる問題も、あることかと思います。
見た目からして違うから、どうしても覚えなくちゃいけない
覚えて、何が何でも満点を目指す
と思ってい人は、以下のことだけに、注意して下さい。
A、B、C問題総合して、満点を取る自信があるかどうか
もし、テスト問題が、A、B、C問題だけで作られていたとしましょう。
そのとき、そのテストで、満点を取る自信がありますか?
自信があるのであれば、D問題は、チャレンジ問題として、特別に解き方を覚えるべき問題として、更に練習を重ねていきましょう。
もし、自信がないのであれば、むやみに解き方を覚えたりするのはやめるべきです。
基礎的なことから、多少難しい問題までを、自分の力で完璧に解く練習を繰り返していきましょう。
これはなぜかというと、基礎的なことをおろそかにして、小手先の技術だけを身に付けることを避けたいからです。
テストは、この学期で終わりではありません。
この先も、勉強は続くのです。
先のことを考えたときに、優先的に考えておかなければいけないのは、次にやる勉強が、今やっていることと、どうつながっているのかということです。
Dレベルの問題を解こうと思ったときに、無理やり覚えた解き方は、次の勉強に活かされるでしょうか。
焦らずに、丁寧に勉強していきましょう。
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