こんにちは。数学学習コンサルタントの鈴木です。
今日は改めて、数学を学ぶ上で大事なことを、書いていきます。
・勉強しているのに、テストでは点数がとれない
・ある時期を境に、だんだん点数が取れなくなった
・そもそも、勉強の仕方、これで大丈夫なのか?
さまざま心配はあると思いますが、数学に苦手意識を持ちはじめたとき、考えるべきことは、以下の2つです。
・本当に勉強したことになっているかどうか?
・今の自分にとって、しなければいけないことを、適切にできているかどうか?
もっと細かく、解説していきますね。
問題文、読んでますか?
数学の問題が分からないと言われたとき、私は生徒さんに、必ず聞いていることがあります。
「問題文、読んでみた?」
まさか、解く前に問題文を読まない人なんて・・・
と思っている人もいると思いますが、かなりの確率でいます。
また、さらにうるさい話をすると
・問題文を読むこと
・問題文の文字を追うこと
の2つは、似ていますが、全く違います。
数学が苦手な人は、文字を追ってはいるけれども、読めていないことが多いです。
「何を求めなさいって言われてる?」
「この一文、図に直せる?」
「ここは、言い換えると、どういうこと?」
これらに答えることができて、はじめて、問題文が読めているといえます。
さらには、これらの質問を、こちらからされることなく、いわゆる自問自答できるレベルにまでならないと、テストでは点数が取れません。
まずは、問題を解く以前に、問題文を、しっかり読んでみて下さい。
いきなり式を書かない!
これは特に、文章問題や図形の問題について言えることですが、ここではっきり言います。
問題文から直接式が立つことは、まずない!
多くの生徒さんのノートを見ていて思うのは、図が少ないということです。
図を描かない理由としては、どういった図を描けば良いのか分からないという声も聞きますが、以下の理由が一番多いです。
めんどくさい‼︎
それ乗り越えてやっていこうと、今まで何度言い続けてきたでしょう。
これからも、言い続けて、生徒さんにやってもらうしかないですね。
なぜできたのか振り返る
ミスしたら、なぜミスしたのか、どこでミスしたのかを探すのと同じくらい大事なことです。
今まで分からなかったことが、なぜ、どのタイミングで分かったのか、振り返ってみて下さい。
「分かった理由」が分かったら、今度はその「分かった理由」を、他に、どんな問題を解いていく上で活かしていけるのかを考えてみて下さい。
多くの場合は、その問題を解いていく上で大事な考え方は何か?
を探ることになります。
一つ問題が解けたら、そのまま次の問題を考えるのではなく、解けた問題において、大事なことは何だったのかを考えてみて下さい。
まとめ
数学を得意にしていきたいと考えたとき、やはり、それなりに時間はかかります。
では、どこに時間をかけるのかといったら、まずは問題文をちゃんと読んだり、図を描いて、本当に自分が考えていることは、合っているのかどうかを確かめるという場面にこそ、時間をかけなければいけません。
ただやみくもに、問題を多く解けば良いというわけでは、決してないのです。
たった一つの問題にこそ、多くの時間をかけることが、数学を得意にする、一番の近道です。
問題文、しっかり読みましたか?
自分で、図を描いて考えてみましたか?
なぜできたのか、なぜ分かったのかが、分かりますか?
これらができてくると、またさらに、数学が得意になると思います。
それではまた!