こんにちは。算数・数学専門家庭教師の鈴木です。
今回は「算数苦手さんのための、偏差値50を必ず超える勉強法」について解説します。
偏差値50というのは、簡単に言えば「基礎が全てできる状態のこと」です。
模試によって、そして「お子さん本人の目標」によっても「基礎の基準値」というものは変わりますが、ここで解説することは「基礎の意味が何であっても通用するもの」です。
ここに書いてあることを「全て」実践できると、模試の偏差値なども良い結果に変わってくると思います。
偏差値50ってどんなライン?
偏差値50とは、何度も言いますが「基本問題を全て正解できる」というラインです。
私が中学受験の算数の記事を書くときはどうしても「四谷大塚の偏差値」を基準に書きますので、そのことを前提としてお話していくと、もっと具体的には「予習シリーズの基本問題を全て正解できるライン」が偏差値50です。
実際のクラス分けテストなどでも、「基本問題の類題」だけで50~60点分あります。
以下では偏差値50を可能にする勉強法について、具体的に解説します。
基本問題を全問正解できる状態にする
もう何度も出てますが、基本問題を「全て」正解できるようにして下さい。
どう解くかは分かるけれど、実際に答を出したら「書き間違いが原因でミスしていた」などなど、「全問正解する」というのは、意外と難しいのです。
ミスしたらそこで済まさず「どうすればミスしなかったか」を振り返り、実際にその振り返りをもとに「正解できるまで練習すること」が大事です。
解説を伏せることが大事!
どんな問題を解くときもそうですが、解説は伏せておくことが望ましいです。
途中で分からなくなって解説を見てしまったのであれば、その問題は「一人でできた問題」ではありません。
大事なのは「解説・ヒントなど何も見ずに正解を出すこと」です。
何より「正解できた理由」を見つける!
先ほどから「考え方を身につける」などと言っていますが、そもそも「考え方」というのは、どんな問題を解く際にも出てくる「正解を出すことができた共通のきっかけ (正解できた理由) 」のことです。
ですので基本問題の解説などを読み、そのあと何も見ないで類題を解くプロセスにおいて、そもそも「正解できた理由」を知らなければ、考え方は身につきません。
それこそ「たまたま正解できただけ」になってしまいますので、「このおかげで正解できた」と思えるポイントを見つけて下さい。
まとめ
中学受験の算数は、そもそも「基本それ自体が難しい」という風にも捉えられます。
小学4年生のお子さんが「小学6年生で習うこと」をしなければいけないことを考えても、小学4年生にとっては「小学6年生で習う基礎を受け入れるための前提知識」がないことも十分に考えられます。
こうした理由からも「基礎を身につけること」が一番難しいのが中学受験の算数です。
もし基礎固めにお困りでしたら「具体的に何をすれば良いのか」「何ができるようになることが望ましいのか」「どうすればできるのか」について最適なご提案ができますので、ぜひ一度ご相談下さい。