今回は、高校受験に向けて数学を勉強する中学生向けに、苦手を克服するための基本について解説します。
実際にこの方法で数学を学び「都立入試の過去問で80点を取れました」「短期間で点数が30点以上伸びました」などなど、嬉しい声をいただいております。
再現性の高い勉強法ですので、ぜひ試してみて下さいね。
基礎計算の練習で大問1番対策をする
「数学がとにかく苦手」という人は、大問1の計算問題で得点できるようにしましょう。
正負の数の四則計算や文字式、方程式の計算をできるようにしましょう。
また、基礎計算というと、このような式の計算だけではなく、関数の変域を求めたり、角度の問題を求める問題も含まれます。
過去問を少なくとも3年分は見た上で、必ず出るものから対策して下さい。
作図の練習を取り入れる
特に都立高校を受ける人は、捨ててはいけないのが作図の問題です。
難しいと思われがちですが、実は「垂直二等分線を描く問題」か「角の二等分線を描く問題」の2パターンに分かれます。
塾からもらった問題集や市販の「中学1年生向け」の問題集には、必ず作図の問題がありますので、まずはそちらで練習してみて下さい。
関数の問題は典型的なもののみ問題演習する
関数の問題は、どんなに難しい問題でも、最初の小問1番はよくある基本問題です。
二次関数のグラフや座標などの条件から、具体的に関数の式を求める問題が典型的ですので、まずはそうした問題から手をつけて対策していきましょう。
図形の証明問題の過去問を解く
証明問題は、高校受験をする以上避けられないですよね。
まずは過去問を3年分ほど見てみて、どのような証明問題が出ているのかを調べましょう。
3年生で習う円周角と関連させて出題する場合もありますので、「何に注目して解く問題なのか」を把握することが大事です。
過去問から先に解き、過去問の類題を繰り返し練習するという方法で、私の生徒さんも証明問題を得意分野にできました。
三平方の定理を使う基礎問を解く
高校入試の問題を見ていると、難関校では立体図形と三平方の定理の融合問題がよく出ます。
難しそうですが、こちらも関数の問題と同様に、最初の小問1番は基本問題です。
つまり「三平方の定理の公式をそのまま使う問題」がほとんどです。
このような事実からも、まずは問題集などで「直角三角形の一辺の長さを求める問題」を毎日解くなど、とにかく基礎の反復練習が大事な単元です。
まとめ
数学という科目の特性から、どうしても「過去問の出題傾向を把握する」という一手間が大事です。
しかし、ありがたいことに、高校入試の問題は、大昔から出題傾向とそれぞれの高校で出題される問題の難易度は変わりません。
ここに書いたことは、難関校対策にも通用することですので、ぜひ実践してみて下さいね。
算数・数学の個別指導歴15年の鈴木が、高校受験生の生徒さんをサポートします。
「第一志望に届くか心配」「高校受験の数学対策のできる家庭教師を探している」という方は、ぜひ一度ご相談下さい。