中学受験本番まで、残り2週間。
この時期、親御さんからよく聞くのが次のような声です。
- 「何をさせればいいのか分からない」
- 「新しいことをやらせた方がいいのか不安」
- 「子どもがピリピリしていて声をかけづらい」
結論から言うと、この2週間で新しい実力を大きく伸ばすことはできません。
しかし、「取れるはずの点数を落とさない状態」に仕上げることは、十分可能です。
この記事では、中学受験算数を中心に「本番までの2週間で“やるべきこと”」と「“やってはいけないこと”」を、具体的に解説します。
中学受験本番2週間前の基本方針
結論:目標は「合格点を安定して取ること」
この時期の勉強のゴールは、難問が解けるようになることではありません。
- できる問題を、確実に正解する
- ケアレスミスを最小限に抑える
- 試験本番で力を出し切れる状態に整える
これが直前期の最重要テーマです。
【1週目】本番2週間前〜8日前の過ごし方
① 新しい教材・新しい解法は「一切やらない」
この時期にやりがちなのが、
- 新しい問題集に手を出す
- 難関校の難問に挑戦する
- 今までやっていなかった解法を覚えさせる
これは逆効果です。
理由はシンプルで、「本番で再現できない知識」が増えるだけだからです。
この2週間は「すでにやったことがある問題」だけで十分です。
② 過去問は「点数」より「落とし方」を見る
過去問演習では、点数に一喜一憂しないことが重要です。
見るべきポイントは次の3つです。
- 本来取れる問題を落としていないか
- ミスの原因は「計算・読み違い・焦り」どれか
- 時間配分は現実的か
「なぜ失点したか」を言葉で説明できるかここが最大のチェックポイントです。
③ 算数は「基本〜標準問題」に絞る
直前期の算数は、次のレベル感が理想です。
- 偏差値30〜40台:基礎問題のみ
- 偏差値40〜50台:標準問題中心
- 偏差値50台以上:標準+取りやすい応用
「難しい問題を1問解ける」より「基本問題を10問ミスなく解く」方が、合格に直結します。
【2週目】本番7日前〜前日の過ごし方
① 勉強量は「少し減らす」が正解
直前1週間は、
- 長時間勉強
- 夜更かし
- 無理な詰め込み
これらはすべてNGです。
理想は「いつもの7〜8割の勉強量」
脳も体も、回復した状態で本番を迎えることが最優先です。
② 前日は「確認8割・勉強2割」
前日にやることは、次のようなものだけで十分です。
- よく間違えた問題の見直し
- 計算ミスしやすいポイントの確認
- 単位・条件の読み落としチェック
新しい問題は、絶対にやらせないでください。
③ 親の声かけは「安心させる言葉」だけ
この時期、親の一言は想像以上に影響します。
❌ NGな声かけ
- 「大丈夫?」
- 「落ちたらどうする?」
- 「もっとできるはず」
⭕ OKな声かけ
- 「ここまでよく頑張ったね」
- 「いつも通りやれば大丈夫」
- 「できる問題を丁寧にね」
安心感=本番の集中力です。
直前2週間で「絶対にやってはいけないこと」
- 新しい教材・新しい単元に手を出す
- 点数で子どもを評価する
- 他の子と比較する
- 親が不安を口に出す
直前期は、親が落ち着くことが最大のサポートです。
よくある質問(FAQ)
Q. 直前期に成績が下がったように見えます…
A. 問題ありません。直前期は疲れや緊張で一時的に下がることが多いです。本番で回復するケースがほとんどです。
Q. 過去問は何年分やるべきですか?
A. 新しく増やす必要はありません。すでにやった分を「解き直す」方が効果的です。
Q. 前日はどれくらい勉強させればいいですか?
A. 1〜2時間程度で十分です。それ以上は逆効果になることが多いです。
まとめ|2週間で合否を分けるのは「新しい勉強」ではない
中学受験本番までの2週間は、伸ばす期間ではなく、整える期間です。
- できる問題を確実に
- ミスを減らし
- 心と体を安定させる
この3つができれば、本番で合格点を取る確率は確実に上がります。
親子で不安になる時期だからこそ「今までやってきたことを信じる」それが、直前期にできる最高の準備です。
