お子様が算数の「割合」に苦手意識を持っていると、学習に対するモチベーションも下がってしまいますよね。
しかし、安心してください!
この記事では、お子様の算数の「割合」の苦手を解決する具体的なアプローチ法をご紹介します。
効果的な学習方法やポイントを押さえた解説で、割合の理解を深め、苦手を克服していくための手助けをしますので、最後までお読みいただけたらと思います。
この記事を読むことで、お子様の「割合」の学習に対する苦手意識の原因を特定し、それに対応した具体的な対策を身につけることができます。
また、親御さんにとっても、お子様の学習サポート方法についての参考になります。
お子様が割合の問題に自信を持ち、学習意欲を向上させることが期待できます。
それではこれから、一緒にお子様の「割合の苦手」を克服しましょう!
この記事をじっくりと読むことで、割合の理解が深まり、学習が楽しくなること間違いなしです。
今すぐ始めて、「割合」を得意にするような成果を実感しましょう!
子どもが割合を苦手とする理由と解決策
お子様が算数の割合を苦手と感じる理由は様々ですが、このパートではその原因を解明し、具体的な解決策を提案します。
ここでは、割合の概念が抽象的で理解しにくいことや、計算方法が独特であることが苦手意識の根本原因であることを明らかにします。
このパートを読むことで、お子様が「割合の問題演習」に対する不安を解消し、自信を持って取り組めるようになる手助けとなります。
また、親御さんにとっても、お子様をサポートする際のアプローチ方法や考え方が分かり、効果的な教え方ができるようになるでしょう。
このパートを読むメリットは、お子様の割合の苦手意識を理解し、具体的な解決策を身につけることです。
割合の苦手意識の根本原因
「~倍~」が分からない
割合が苦手になる原因の一つは、まずそもそもお子様が「倍」の考えを理解できていないことが挙げられます。
具体的には「赤いテープの長さは青いテープの3倍です」という文章があったときに、そもそも「倍」を知らないという様子があることに加えて「赤×3=青」という式を作ってしまうことなどです。
また逆に「赤いテープは60㎝、青いテープは30㎝です。青いテープは赤いテープの何倍ですか?」という問題があったときに「2倍」などとしてしまうことも、「倍」を理解できていない証拠になります。
上に書いた例でいうと、割合とは「赤いテープは60㎝、青いテープは30㎝です。青いテープは赤いテープの何割ですか?」という問に変化することで「どっちがどっちの何割か」を考える単元と言えます。
このような理由から「~倍」という考えを知らなかったり、「知っていても使えていない」という状態だと、割合を理解できません。
「比べる量」と「もとにする量」が分からない
いくら「倍」を理解していても、割合では「比べる量」「もとにする量」という言葉が出てくるために、問題文を読んでこれらの区別がつかないと、割合の問題には正解できません。
割合の問題においては「文章の言い回しが難しい」と感じているお子様もいるため、「問題文の正しい読み方の習得」が課題となることもあります。
上の例だと「赤いテープはもとにする量」「青いテープは比べる量」となります。
これからお伝えするように、割合を得意にする勉強法としては、まずは「問題文の正しい読み方」を身に付け、さらに文章を「図として表す方法」を実践し、「図を式に直すこと」が重要になります。
割合に限らずですが、まずは「基本的な例題」を解くことから始めて、「どんな問題を解く際にも出てくる共通のポイント (考え方) を身につけることが大切です。
理解を促す効果的な学習法
まずは例題を解く
どのような例題を解けば良いのかについては、またこのあとお伝えすることにして、ここでは「算数の学習の基本」についてお伝えします。
まず、必ず「例題」を解きましょう。
「例題」とは何かというと、テキストに「解説付きで載っている問題」のことです。
例題の文章を読み、その次に解説を読むことになりますが、ここで大事なのは「この解説は合っているかどうか」を判断することです。
上のテープの問題を例にとると、「30÷60=0.5、0.5×10=5、答5割」などと解説に書いてあるかもしれませんが、大事なのは「30÷60っていう式で合っているかな?」と思えることです。
このように考えることで「こんな問題文になっているときは、これがもとになる量 (比べる量) だから、この式になるんだ!」という具合に、式の作り方に対しても納得できます。
まずはこうした「思考のアウトプット」を経て、例題とその解説を読むことが大事です。
類題を解く
例題が理解できたら、その次に必ず「類題」を解いて下さい。
その際に大事なのは「例題と同じように解くこと」「解説を見ないで正解すること」の2点です。
私が長年算数の個別指導をしていて気が付いたのは、算数に苦手意識があるお子様には共通して、類題を「例題と同じように解けない」という様子があることです。
どういうことかというと、例えば先に出てきたテープの問題が例題だとしたら、類題として「黄色いテープは80㎝、緑のテープは10㎝です。緑は黄色の何割ですか?」という問があったとしますよね。
このときもし、例題と同じように解くとしたら「10÷80」を計算することになりますが、本当に算数に苦手意識しかないお子様だと「80÷10」などとしてしまうこともよくあります。
ですので、少し大雑把な言い方になりますが、本当に理解できたかどうかは「例題のマネをできているかどうか」で分かります。
それができていないと、結局のところ「たまたま答が合っていただけ」になってしまうのです。
そうならないためにも、類題を解く際には「例題のマネ」と「何も見ない」という2つのポイントが大事です。
問題を「ランダム」に解く
割合には大きく分けて「割合を出す問題」「もとにする量を出す問題」「比べる量を出す問題」の3つがあります。
これら3タイプの問題を解けるようになってきたら、次は「どれが何を求める問題なのか」を判断できるようにすることが大切です。
例えば「7gは10gの何割か」「7gが全体の8割のとき、全体は何gか」などの問題をランダムにといてみて下さい。
その際、正しく式をたてた上で「これはこのような理由でもとにする量を求める問題になる」と考えられるようになると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
割合に限らず、どんな分野でも「勉強法」を正すことが大事です。
この記事も参考に、割合の問題の練習に励んでみて下さい。