こんにちは。数学学習コンサルタントの鈴木です。
ノートに書いてある数式も綺麗にまとまっていて、提出物もちゃんと出ていて、先生が言っていることも理解できる。
なのに、定期テストになるとボロボロ!
普段できていたはずのことであっても、テストではできていなくて、後で解答を見たときに
あぁ、これできたやつじゃん・・・
と嘆いている、そんなお子さんの姿を見たことはありませんか?
私も今まで、そうした生徒さんを多く見てきました。
特に女子生徒さんの場合、この傾向が高い子が多いです。
しかし、練習するべき問題を見極めて、「あること」をすると、一気に点数が上がったので、今日はそのことについて書きます。
練習する問題は適切か?
お子さんの学校の定期テストを見て、お子さんが普段勉強しているポイントと、定期テストで出題されている問題との間に、ギャップはないでしょうか。
どういうことかというと、例えば、定期テストでは少し難しい問題が出題されているのに、普段お子さんは、基本的な問題ばかり練習していませんか?
私が見ていた生徒さんにも、「まずは基本が大事だから!」と言って、基本的な問題を繰り返し練習していた生徒さんがいました。
ところが、定期テストには、基本的な問題が30点分、少し難しい問題が50点分、かなり難しい問題が20点分といった割合で、問題が出題されていました。
これだと、いくら普段勉強しても、なかなか点数に結びつかないのは、言うまでもありません。
まずはテストに出題されている問題は、どの問題集の類題が多いのかを把握してみて下さい。
もしかすると、問題集ではなくて、学校の授業で配られたプリントから、テストの問題が出題されていることもあるので、細かい分析が必要です。
テストの練習ができているか?
練習するべき問題の選別ができたら、今度は、問題演習の仕方について、お話していきます。
そもそも、テストというのは、一枚の紙に、問題がランダムに載っています。
例えば、テスト範囲について、習った範囲と、習った順番が、以下の通りだったとしましょう。
1.数の性質(単元A)
2.数の性質(単元B)
3.図形の性質(単元C)
4.図形の性質(単元D)
多くの生徒さんは、習った順番通りに勉強していることが多くあります。
もっと詳しく言うと
初めに習った単元から勉強して、1回勉強して理解できた(つもりになった)ら二度とその単元はやらずに、次の単元の勉強をするのです。
上の例で言うと、こんな方法で勉強してしまっています。
◾️テスト10日前◾️
数の性質(単元A)の問題1から問題10まで(1回しか問題を解かない)
◾️テスト9日前◾️
数の性質(単元A)の問題11から20まで(1回しか問題を解かない)
◾️テスト8日前◾️
数の性質(単元B)の問題1から問題10まで(1回しか問題を解かない)
というイメージです。
これだと、各単元別に勉強をしているだけなので
本番の定期テストで、問題をランダムに出題されたときに、どの問題がどの単元の問題なのか
を見抜く練習が、全くできていないのです。
結果として、本来ならできるはずの問題が出題されていても、その「できる問題」が隠れていることに気づけずに、テストでうまく点が取れないのです。
この記事のまとめ
いかがでしたでしょうか。
テストの練習をするためには、問題集に載っている問題を一通りコピーし、コピーした問題を真っ白な紙に、ランダムに貼りつけて、「模擬テスト」を作るのもお奨めです。
私がこの冬まで指導していた、中高一貫校の生徒さんは
・練習する問題の選別をして
・模擬テストをつくり
・模擬テストを3回以上練習
した結果、一気に40点もアップしましたことがありました。
その生徒さんは、今年共通テスト入試で全勝しました!
テストにどんな問題が出ているかなんて、専門家に聞かないと分からない、という方も多いかと思います。
ひとまず、学校のテストでちゃんと点を取りたい
今のうちから、少し難しい問題にも慣れて、理系の進学も視野に入れたい
という方は、無料相談も行っております。
いつでもお問い合わせ下さいませ。