中学受験において模試の成績は、志望校合格への現在地を知るうえで欠かせない指標です。
しかし「模試の結果が思うように伸びない…」と悩むご家庭も多いのではないでしょうか。
模試は受けた後の「復習」や「対策」でこそ、成績アップにつながります。
この記事では、模試で得点力を伸ばすための具体的な勉強法と受け方の工夫を、実践的なポイントに絞って解説します。
受験直前の生徒はもちろん、これから受験を目指す低学年にも役立つ内容です。
小問に全問正解できるようにする
模試では、難問よりも小問での取りこぼしが致命的になります。
「計算ミス」「問題文の読み間違い」「単位の記入漏れ」など、基本的な部分での失点は合否に直結することも。
小問は点を取りやすい反面、油断すると落としやすいポイントでもあるため、日頃の学習から正確さを意識し、確実に得点できる力を養っておきましょう。
過去問を解いた後必ず類題を解く
模試や過去問を解いた後、同じ形式・テーマの「類題」を解くことで、知識や解法の定着度が一気に高まります。
間違えた問題を復習するだけで終わるのではなく、「似た問題を初見で解けるかどうか」を確認することで、本番での再現性がアップします。
模試後の学習は“やり直すだけ”ではなく“広げて定着させる”ことが重要です。
難しい問題は後回しにする
模試では限られた時間内にどれだけ正確に得点できるかがカギです。
難問に時間をかけすぎると、解けるはずの問題に手が回らず、結果的に点数を落としてしまいます。
「難しい」と感じたら潔く飛ばし、あとで時間が余ったときに戻るという判断力も、模試では実力の一つ。
普段の演習から「後回しにする勇気」を持つ練習をしておきましょう。
できる問題で落とさない
模試の成績を伸ばすうえで最も重要なのが「できる問題で確実に得点すること」です。
特別なテクニックよりも、「正確に」「見直しを忘れずに」解ける習慣が成績アップに直結します。
点数の伸び悩みを感じている場合、まずは「落としてはいけない問題」でのミスがないかを見直すことから始めてください。
まとめ
模試の成績を上げるには、「特別な力」よりも「確実な対策」が必要です。
小問を完璧にし、類題で実力を定着させ、時間配分と優先順位を意識して模試を受ける。
この積み重ねが、着実な成績アップにつながります。
模試を“本番のリハーサル”として活用し、受けるたびに強くなれるような取り組みを心がけましょう。