こんにちは。世田谷区の数学指導法コンサルタント鈴木です。
期末テストがそろそろ始まる頃ですね。
2学期制の学校であれば、もうテストが終わったという生徒さんも、いらっしゃるかと思います。
テスト前後に、お子さんのご家庭での様子や、実際のテストの結果を見ていて、こんな心配をすることがありませんか⁇
塾に行っているのに、なかなか成績が伸びない
塾にはちゃんと行くし、とりあえず、言われたことは、ちゃんとしている様子なのに、テストではほとんど、成果が出ていない・・・。
こんなお悩みがある方に向けて、2つのセルフチェックを考えてみました。
よくある原因① 先生の話を理解していない
お子さんが、塾から帰ってきたとき、こんな会話をしたことがありませんか⁇
「今日、塾どうだったの⁇」
「うん。ちゃんと勉強してきた。」
あるいは、「別に」とか、「普通」など、あまり具体的な言葉で返ってこないことが、あるのではないでしょうか。
(最も、あまり口を開きたくない年頃だったりもするものですが・・・)
もちろん、こんなちょっとした会話から、子どもが塾で、具体的に何をしてきたのか、全てを知ることは難しいです。
しかし、少なくとも、その日先生から何を教わって、自分はどんなことが分かったのかということまで話してくれれば、それだけでその日の復習にもなります。
何か教えてもらったことというのは、他の人に説明できて、初めて理解できていると言えます。
まずは、その日分かったこと、できるようになったことが、ちゃんとあるかどうか、確認をしてみて下さい。
よくある原因その② 「宿題の出し方」が不適切‼
塾に通っている生徒さんは、かなりの量の宿題が出ていることが普通です。
確かに、量を多くこなさなければならないことは、間違いではありません。
ただ、ここで注意しなければならないのが、どんな宿題が出ているのか?ということです。
塾で先生が説明したことと、宿題の中身にギャップがないかどうか等、確かめてみましょう。
例えば、塾では、先生が基本的なことしか解説していないのに、基本問題は分かったからといって、応用的な問題ばかりが出ていないかといった視点です。
これだと、家でもう一度勉強したときに、せっかく基本が分かったのに、また次に塾に行くときまでに、その基本さえも、忘れてしまいかねません。
繰り返し練習することが大事ですが、何をどうするのかといったことを、お子さんが納得された上で、家庭学習ができているかどうか、注意する必要があります。
最後に
当たり前のことではありますが、塾に行っているから、成績が良くなるわけではありません。
親御さんとしては「子どもにはどう成長してほしいのか」「成長していく過程で、どんなことを学び、それをどう役立てていってほしいのか」を考えることが、直接良い塾選びにつながり、勉強の仕方を身に付けていくきっかけになるのではないでしょうか。