「うちの子、算数だけどうしても理解できない」
「何度説明しても分かったと言うのに、テストになるとできない」
保護者の多くが、同じ悩みを抱えています。
結論から言うと、算数が理解できないのは才能や努力不足ではありません。
ほとんどの場合、理解が止まっている“ポイント”が見えていないだけです。
この記事では、
- 算数が理解できなくなる本当の原因
- 家庭でできる具体的な対処法
- 親がやってはいけないNG対応
を、算数が苦手な小学生を数多く見てきた立場から、分かりやすく解説します。
小学生が算数を「理解できない」と感じる主な原因
① 途中の単元が分からないまま進んでいる
算数は積み重ね教科です。
- 繰り上がりの計算が曖昧
- 分数の意味が分かっていない
- 割り算を「作業」として覚えている
この状態で先に進むと、新しい単元が「暗号」に見えるようになります。
② 文章題で何を聞かれているか分からない
算数が苦手な子の多くは、
- 問題文を最後まで読めていない
- 数字だけ拾って式を作っている
- 「なぜその式になるか」を説明できない
という特徴があります。
文章題=国語+算数なので、理解が浅いと一気につまずきます。
③ 図やイメージを使っていない
算数が得意な子は、頭の中で自然に
- テープ図
- 面積図
- 数直線
などを思い浮かべています。
一方、理解できない子は文字と数字だけで戦おうとしているため、処理しきれなくなります。
④「分からない」と言えない環境
- 何度も同じことを聞いて怒られた
- 間違えると否定される
- できる子と比べられる
こうした経験があると、「分からない=悪いこと」と感じ、質問しなくなります。
算数が理解できない子への正しいサポート法
①「どこから分からないか」を一緒に探す
大切なのは、今の単元を無理に理解させることではありません。
おすすめの確認方法👇
- 1〜2学年下の計算を解かせてみる
- 途中式を声に出して説明させる
- 「なぜそうなるの?」と理由を聞く
説明できないところ=理解が止まっている場所です。
② 必ず図・絵・具体物を使う
言葉だけの説明は逆効果になることもあります。
- お菓子やブロックで数を表す
- ノートに線分や四角を書かせる
- 数直線に書き込ませる
「見える算数」に変えるだけで、理解スピードは一気に上がります。
③ 正解より「考え方」をほめる
算数が苦手な子ほど、
- 間違えるのが怖い
- 自信がない
状態です。
正解していなくても「ここまでは合ってるね」「その考え方はいいよ」とプロセスを評価しましょう。
④ その子のペースまで戻る勇気を持つ
一時的に成績が下がっても、
- 基礎に戻る
- ゆっくり理解する
ほうが、後で必ず伸びます。
「今さら戻るのは不安…」と感じる保護者ほど、実は戻るべきサインが出ています。
親がやってはいけないNG対応
❌「こんなの簡単でしょ」
❌「前にもやったでしょ」
❌「なんで分からないの?」
これらはすべて、算数嫌いを加速させる言葉です。
分からない子に必要なのは責めることではなく、理解できる形に変えることです。
よくある質問
Q. 塾に通っているのに算数が理解できません
A. 集団塾では「分からないまま進む」ことが珍しくありません。家庭で理解の穴を埋めるか、個別対応が必要な場合もあります。
Q. 親が教えるとケンカになります
A. よくあることです。その場合は「教えないで見守る」「質問役に徹する」だけでも効果があります。
Q. 低学年ですが、もう遅いですか?
A. 全く遅くありません。小学生の算数は、理解できる形でやり直せば必ず取り戻せます。
まとめ|算数が理解できないのは「才能」ではない
- 算数が理解できない原因は必ず理由がある
- ほとんどは「理解が止まったポイント」を見つければ解決できる
- 親の関わり方次第で、算数への印象は大きく変わる
焦らなくて大丈夫です。
「分かる」経験を一つずつ積み重ねることが、算数克服への最短ルートです。
もし
- どこから戻ればいいか分からない
- 家庭でのフォローが難しい
と感じたら、第三者のサポートを使うのも立派な選択です。
算数は「分かり始めた瞬間」から、必ず変わります。
