子どもが算数の成績を上げるためのノートの書き方

こんにちは。世田谷区のプロ家庭教師、算数・数学専門の鈴木です。

今日はノートの使い方についてお話していきたいと思います。

算数に苦手意識があるお子さんのノートを見ていると、色んな共通点があることが分かります。

お子さんのノートを見ていて、こんなことに気づいたことはないでしょうか。

・文字や数式が書いてあるものの、見づらく他者が見たときに理解しにくい

・カラフルに書いてあるせいか、何が要点なのか分からない

・問題とその答えが書いてあるが、間違いを直した形跡が見当たらない

上に書いたことが一つでも当てはまっていたら、なぜこうしたノートになってしまうのかを以下で説明し、どんなノートに変えていけば良いのかについてお話していきます。

ノートに書いてあることが分かりづらい原因

色んな生徒さんのノートを見ていて、特に男子の生徒さんが書いたノートに多いのが、ノートには文字や数式が書いてあるものの、読みにくく分かりづらいということです。

なぜ、読みにくく分かりづらいノートになってしまうのでしょうか。

1. 文字の大きさが揃っていない

ノートに書いてあることが分かりにくい原因の一つが、文字の大きさがバラバラになっているということです。

一つ一つの文字や数字を見ていると、ある文字はノートの横線と横線の間からはみ出していたり、また別のとある数字は小さく書いてあったりと、とにかく文字の大きさがバラバラになっているために、一つの文章として書いてあることであっても、非常に読みにくいものになってしまっているのです。

こうしたノートの書き方になってしまうお子さんは、計算ミスをしてしまうことも多い傾向にあります。

計算ミスについては、こちらの記事もご一読下さい。https://sugaku1bann.com/2021/10/25/keisannmisunogenninntotaisaku/

2. 何を計算したのかが分からない

例えば、文章問題を解いたというノートのページを見せてもらったときに、ノート一面に計算式が書いてあるものの、どういった経緯でもってその式が出てきたのかが分からないことがよくあります。

お子さん本人としては、一つ一つの式に対して、それが何を求めるために出てきたものなのかが分かっているかもしれないのですが、見返してみたときに、はたして何を求めてきたのかが、思い出せるものになっているかどうか が問題です。

お子さん本人が思い出せないというのであれば、改善の余地があります。

3. 問題番号が書いていない

どの問題問題集の、どのページのどんな問題を解いたのかが分からないことが、まれにあります。

「何を計算したのかが分からない」ということともつながってくるのですが、こういったノートの書き方をしてしまう場合、そもそも

・あとで見返すことが前提となっていない

・その場で問題を解きさえすれば良い

・自分だけが分かっていれば問題はない

といった意識が、当たり前になってしまいかねないので、今すぐにノートの取り方を直す対策が求められます。

どんなノートの取り方をすれば良いのか?

上に書いたようなノートは、以下のことを意識して、他者が見ても分かるノートを作っていくことが大事です。

お子さんのノートを見て「字が汚いな・・・」と感じる親御さんもおられるかもしれませんが、お子さんなりに、一生けん命に書いてくれています。

字が綺麗と感じるかどうかは、ひとまず置いておいて、ノートに「何を」「どんな風に」書いていけば良いのかについて、解説していきます。

1. 文字同士は少し離して1行空けて書く

第三者から見て「何が書いてあるのかが分かりにくいノート」を作ってしまっている生徒さんは、文字と文字との間を詰めて書いていることが多いです。

ノートには横線が入っていますが、文字や数を含む文章を1行書いたら、そのすぐ下の行に、また別の文字や数を書いてしまっていることもあります。

そうではなくて、必ず1行空けて文字や数を書いていくことが大事です。

1行空けて書くメリットは、以下の通りです。

・1行目に読んだ文章から、2行目の文章に移るときに、1行目の終わりと2行目の始まりがすぐに分かる

・特に計算式を書く場合、上の行で書いた式と、下の行で書いた式が同じものであるかを確かめやすい

・分数を書くときに、分母と分子の数を、小さく書きすぎずに済む

上に書いたようにノートを取れると、後から見直したときに、何が書いてあるのかが分かりやすくなっていることが多いのです。

分かりにくいノートを作ってしまう生徒さんは、後から見直すという習慣がないこともしばしばあります。

復習をして、もう一度ノートに書いてある問題を解いたりするためにも、後から見直したくなる書き方をすることが大事です。

2.使う色は最大で3色まで

場合にもよりますが、使う色はどんなに多くても3色までが良いです。

テストでは当然1色しか使えないことを考えると、普段からあまりカラフルにはせずに、全て1色で書いてあることの中から、重要なことを見抜くクセをつけていくことが大事です。

全く自分が知らなかったことで、なおかつテストで高得点を取りたいと思ったときに、覚えておきたいことは赤色で書くなど、色の役割を決めておくことが大事です。

間違いは残しておく

ノートに問題を解いて、答え合わせをするのは、多くの生徒さんがやっていることです。

解き直しをするときに、自分が書いた解答を全て消してしまう生徒さんもいますが、結論から言うと、これはあまり良いことではありません。

学年が上がるにつれて、やがては算数ではなく、数学も学んでいくことを考えると、数式や文章を記述することも求められるので、間違ったときは、なおさら消さない方が良いのです。

どこで間違ったのかを探す

間違った解答を消さない方が良い理由は、それらを残しておくことで、どこで間違ったのかを知ることができるからです。

間違いを残しておいて、もう一度別のページに解き直しをすることで、少なくとも2回も問題を解いたことになるので、記憶としても定着しやすいのです。

自分のミスの傾向を知ることができる

間違いを残しておくことで、自分はどんなところでミスをしやすいのかということを知り、そのミスをしないためにはどうすれば良いのかを考えるきっかけが生まれます。

間違った解答を残したまま、解き直しをしたあとに、解答を比較してみると、すぐに自分がどんなミスをしたのかを見つけることもでき、次の勉強につなげていくことができるのです。

まとめ

ノートを汚くとってしまう、そもそもノートの取り方を知らないという生徒さんも、多く見てきました。

そういった生徒さんに足りないのは、ノートをもう一度見て勉強をしてみるという意識の部分でもあります。

ノートはただ取るだけではなく、自分がもう一度そのノートを見たときに、何を勉強したのかを思い出せることが大切なのです。

そして、自分の手を動かして問題を解いた後に、自分の考え方や、アウトプットした知識が、正しいのかどうかを確かめることが、算数・数学の勉強です。

そういったことを意識して、数学の学力を高めていくためにも、ここで書いたことを少しずつ実行していけると良いですね。

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