仕事算の解き方を徹底解説 人数と日数に関する典型問題の攻略法

中学受験で頻出の「仕事算」。

人数と日数の関係を整理しながら、残りの仕事量をどう計算するかがポイントです。

今回は「16人で7日かかる仕事を、12人で4日進めたあと、残りを8人で行うと何日かかるか?」という典型的な問題を取り上げ、分かりやすく解き方を解説します。

苦手意識を持ちやすい仕事算ですが、考え方の流れを理解すればスッキリ解けるようになります。

仕事算の基本的な考え方

仕事算では「全体の仕事量」を基準に考えます。

よく使われるのは「全体の仕事量=1人がする仕事量×人数×日数」という考え方です。

今回の問題でも、まず「全体の仕事量」を求めることからスタートします。

全体の仕事量を求める

1人が1日にする仕事量を①とすると、16人で7日かかるので、
全体の仕事量=①×16×7=〇112
となります。この〇112が「仕事全体の大きさ」を表します。

12人で4日進めたときの仕事量

次に、最初に進めた部分を計算します。
12人×4日=①×12×4=〇48
したがって、この時点で終わった仕事量は〇48、残りは
〇112−〇48=〇64
となります。

残りの仕事を8人で行う

残りの仕事〇64を、1日で8人が進める量は
①×8=〇8
です。
したがって、かかる日数は
〇64÷〇8=8日
となります。

最終的な答え

最初の4日間と残り8日を合わせて、
全部で4+8=12日
かかることになります。

よくある質問集

Q1. 仕事算で「一人分=①」と置くのはなぜですか?

A. 「1人が1日に進める仕事量」を基準にすることで、全体の仕事量を式にしやすくするためです。人数や日数を掛け算するだけで「全体量」が出せるので便利です。

Q2. 途中で人数が変わったときはどう考えればいいですか?

A. 人数が変わっても「残りの仕事量」を基準に考えます。最初にどれくらい進んだかを計算し、その差を次の人数で分ければ日数が出せます。

Q3. 仕事算の問題を解くコツは?

A. ①全体の仕事量を出す → ②進んだ仕事量を計算する → ③残りを処理する、という手順を守ることです。この流れに慣れれば、応用問題も解きやすくなります。

まとめ

仕事算は「全体の仕事量」を基準にして、人数や日数を掛け合わせて考えるのがポイントです。

今回の問題では、

  • 全体=〇112
  • 12人×4日=〇48
  • 残り=〇64
  • 8人で8日
    となり、合計12日で仕事が終わると分かりました。

このように手順を整理すれば、複雑に見える仕事算もスムーズに解けます。

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