こんにちは。
算数専門プロ家庭教師の鈴木です。
これまで10年以上、多くの「算数が苦手な子」「頑張っているのに伸びない子」を見てきました。
その中で、非常に多い悩みがあります。
「全部やらないと不安で、どれを捨てていいか分からない」
結論から言います。
中学受験の算数は「全部やる人」ほど伸びません。
むしろ、「やる問題を絞れる子」ほど成績が上がります。
この記事では、
・必ずやるべき問題
・捨てても良い問題
・見極めの具体的基準
・偏差値別の戦略
を、プロの視点から徹底解説します。
なぜ「全部やる」は危険なのか?
中学受験算数は、
・問題数が多い
・難易度差が大きい
・時間が限られている
この3つが揃っています。
つまり、「選ぶ力=合格力」です。
結論|問題はこの3種類に分ける
まず、問題は必ずこの3つに分類してください。
① 必ずやる問題(最優先)
・基礎例題
・頻出パターン
・典型問題
・志望校レベルの標準問題
ここが合否を決めるゾーンとなります。
② 余裕があればやる問題
・少し難しい応用
・思考力系
・典型の組み合わせ問題
これらは、「基礎」ができてきたら、偏差値を上げるための問題として活用します。
③ 捨てても良い問題
・極端に難しい問題
・誘導なしの最難問
・解法が特殊すぎる問題
こうした問題は「10年に一度難関校で出るタイプ」の問題に近いので、やっても再現性が低いことも多いです。
「必ずやる問題」の見極め基準
以下に1つでも当てはまれば「必須」です。
✔ チェックリスト
・解法がテキストの例題と同じ
・何度も見たことがある型
・途中まで解ける
・解説を見れば理解できる
・志望校で頻出分野
「再現できる可能性がある問題」であれば、繰り返し練習していくようにします。
「捨てても良い問題」の見極め基準
以下に当てはまる場合は、思い切って捨ててOKです。
✔ チェックリスト
・全く手が出ない
・解説を見ても理解できない
・見たことのない特殊解法
・1問に30分以上かかる
・正答率が極端に低い
「再現できない問題」はやらないようにして、家庭学習では「できることを繰り返す」を徹底しましょう。
【超重要】やってはいけない勉強法
以下は本当に多い事例で、「間違いなく成績は上がらない」と言えます。
NG① 全問制覇主義
時間が足りず「やったつもり」にしかならないことも多いです。
NG② 難問にこだわる
基礎が抜けている人は「難問は解けない」「難問はやらない」、そもそも「基礎自体が難問」だと感じています。
NG③ 分からないのに進む
「分かったつもり」「答えを丸写し」にしかならない事例も多いので、絶対におすすめできません。
正しい勉強サイクル
算数はこの流れがすべてです。
① 基礎例題
② 類題
③ 節末問題
④ 過去問
⑤ 類題演習
基礎→再現→応用の順番を守りましょう。
偏差値別「問題の取捨戦略」
偏差値30〜40
まずは「必ずやる問題」に集中しましょう。
・基礎例題を完璧に
・同じ問題を3回解く
難問は完全に切るようにして下さい。
偏差値40〜50
必須+一部応用
・標準問題を安定させる
・テスト形式での問題演習をする
模試などで「大問1を全問正解」を目指しましょう。
偏差値55以上
応用の取捨が鍵
・典型は即解
・難問は選んでやる
「取れる問題を落とさない」が最重要となります。
よくある質問
Q1. 全部やらないと不安です
A1. 不安でも切るのが受験です。「全部やる=全部中途半端」になります。
Q2. 難問をやらないと伸びませんか?
A2. 逆です。基礎の完成度が伸びを決めます。
Q3. どこまでやればいいですか?
A3. 「教わった問題」と同じ問題を自力で再現できることが基準です。
Q4. 塾の宿題は全部やるべき?
A4. 必須問題だけでOK。取捨ができない塾は危険です。
まとめ
中学受験算数で最も大切なのは、「何をやらないか」を決めることです。
・必須問題に集中する
・再現できる問題だけやる
・難問は切る
これだけで成績は変わります。
もし、
・何をやればいいか分からない
・全部やっているのに伸びない
・算数だけが足を引っ張っている
そんな場合は、一度ご相談ください。
私はこれまで、
・偏差値30 → 50
・偏差値40 → 60
といったケースを数多く指導してきました。
「やる問題を変えるだけ」で結果は変わります。
AIや塾で伸びない場合は、ぜひ一度ご相談ください。
