「算数は予習と復習、どちらを優先すべきですか?」
この質問は、保護者の方から非常によくいただきます。
結論から言うと、算数において本当に重要なのは「復習」です。
しかし、「復習が大事」と言われても、多くの子が成績を伸ばせないのはなぜでしょうか。
この記事では、算数における予習と復習の役割の違いと、本当に成績が上がる学び方について詳しく解説します。
算数における予習と復習の役割の違い
まずは、それぞれの役割を整理しておきましょう。
予習の役割|「なんとなく知る」こと
予習とは、新しい単元や問題に触れることです。
・どんな内容をやるのか
・どんな考え方が出てくるのか
こうした「全体像」をつかむためのものです。
ただし、ここで重要なのは、予習の段階で「理解しよう」としすぎないことです。
算数は、初見で完全理解できる科目ではありません。
むしろ、予習で理解できてしまう内容は、もともと簡単な問題であることが多いです。
復習の役割|「自力でできるようにする」こと
一方、復習はまったく役割が違います。
復習の目的は、「何も見ないで正解できる状態にすること」です。
・解説を読んで「分かった気になる」
・先生の説明を聞いて「理解した気になる」
これでは意味がありません。
なぜ算数は「復習」が圧倒的に重要なのか
では、なぜ復習がそこまで重要なのでしょうか。
理由①:算数は“再現性”の科目だから
算数は暗記科目ではなく、「同じ考え方を別の問題でも使えるか」が問われます。
そのためには、
・例題の考え方を理解する
・何も見ないで再現する
・類題でも同じように使う
というプロセスが必要です。
これは予習ではなく、復習でしかできません。
理由②:「分かったつもり」が最大の敵だから
算数が苦手な子の多くは、
・解説を読めば分かる
・先生の説明は理解できる
という状態で止まっています。
しかしこれは、「自分で解ける」とは全く別物です。
復習をしないと、この「分かったつもり」が積み重なり、テストで点が取れない状態になります。
理由③:テストは「初見問題×再現力」で決まるから
テストでは、同じ問題は出ません。
つまり必要なのは、初めて見る問題に対して、学んだ考え方を使える力です。
これは、
・考え方を理解し
・再現し
・応用できるようにする
という復習によってしか身につきません。
では予習は不要なのか?
ここで気になるのが、「予習はやらなくていいのか?」という点です。
結論は、無理にやる必要はないが、軽く触れる程度ならOKです。
特に算数が苦手な子は、
・予習でつまずく
・やる気を失う
というケースが非常に多いです。
そのため、予習よりも復習に時間を使うべきです。
成績が伸びる「正しい復習のやり方」
ここが最も重要です。
ただ復習するだけでは意味がありません。
ステップ①:例題の「考え方」を理解する
解説を読むときは、
・なぜその式になるのか
・どこがポイントなのか
を意識します。
ステップ②:何も見ないで解く
ここが最重要です。
必ず「何も見ないで」解き直すをやらない限り、成績は上がりません。
ステップ③:類題でも同じように解く
同じ考え方が使える問題で、
・同じ発想ができるか
・迷わず解けるか
を確認します。
ステップ④:テスト形式で仕上げる
最後に、
・時間を測る
・何も見ない
・問題数を決める
というテスト形式で解きます。
これにより、本番で使える力になります。
よくある間違い|やっても伸びない勉強法
以下のようなやり方は要注意です。
・解説を写すだけ
・答えを見て理解した気になる
・間違えた問題をそのままにする
これでは、「できる問題」が増えません
算数は、できる問題を1つずつ増やす科目です。
まとめ
最後に重要なポイントをまとめます。
・算数は予習よりも復習が圧倒的に重要
・復習の目的は「自力で解けるようにすること」
・「分かったつもり」をなくすことが最優先
・何も見ないで解く練習が成績を決める
ここまでやっても、
・何を復習すればいいか分からない
・やり方が合っているか不安
・頑張っているのに点が上がらない
という場合は、学び方そのものに問題がある可能性があります。
算数は、「正しいやり方」を知るだけで一気に伸びる科目です。
もし、「うちの子の状況に合った具体的な勉強法を知りたい」「志望校に向けた戦略を立てたい」
という方は、ぜひ一度ご相談ください。
