中学受験に向けた算数の勉強。
「自分では教えられないかも……」と不安に感じる保護者の方も多いでしょう。
でもご安心ください。実は、算数が苦手な親御さんでも、子どもをサポートすることは十分に可能です。
大切なのは、「正しく教える」ことではなく、「子どもが自分で考えられるように導く」こと。
この記事では、算数が得意でないご家庭でも実践できる、効果的なサポート方法を具体的にご紹介します。
ぜひ、肩の力を抜いて取り組んでみてください!
基本は「教えなくていい」という考えが大事
まず意識してほしいのは、「親が教えなければならない」というプレッシャーを手放すことです。
中学受験算数は難易度が高いため、完璧に教えようとすると、かえって子どもが混乱してしまうこともあります。
本当に必要なのは、子どもが「自分で考える」環境を整えてあげること。
わからないところをすぐに答えを教えるのではなく、子ども自身に考えさせる時間を大切にしましょう。
まずは子どもに「問題文を読ませる」
問題を見たとき、すぐに「こうやって解くんだよ」とアドバイスしたくなるかもしれません。
しかし、まずやるべきことは「子ども自身に問題文を読ませる」ことです。
問題文を自分で読み、何を問われているかを自力で整理する力は、受験において非常に重要です。
途中でつまずいた場合も、焦らず「何がわからないのか」を一緒に確認するだけで十分なサポートになります。
解説を読むときは常に「自問自答」を意識する
問題を解き終わった後や間違えたとき、解説をただ読んで終わりにしていませんか?
それでは理解は深まりません。
解説を読むときには、必ず「なぜこの解き方になるのか」「どこでつまずいたのか」と自問自答させることが大切です。
答えを追うのではなく、考え方の流れを理解することが、本当の実力につながります。
式を立てるごとに「合っているかどうか」を確認する
問題を解く過程で、式を立てるたびに「この式は問題文に合っているか?」と確認するクセをつけましょう。
途中式を雑に扱ってしまうと、正しい方向に進んでいるかどうかがわからなくなります。
一つひとつの式の意味を丁寧に考えることで、正確な問題解決能力が身についていきます。
解き方を振り返り、類題を解いてもらう
一問解いたら終わり、ではありません。
解き終わった後は必ず、「どうしてこの方法で解けたのか」「ほかの問題でも同じ考え方が使えるか」を振り返りましょう。
そのうえで、似たような類題に取り組ませると、知識が定着しやすくなります。
「できた!」という成功体験を積み重ねることで、算数への自信が生まれてきます。
まとめ
算数の家庭学習サポートは、「教えること」よりも「子どもが自分で考える力を伸ばすこと」が何より大切です。
・教えすぎない
・自分で問題文を読む
・自問自答しながら解説を読む
・式ごとに確認する
・振り返りと類題練習を徹底する
この5つのポイントを意識すれば、算数が苦手な子でも着実に成長できます。
焦らず、一歩ずつサポートしていきましょう!