「習ったことを忘れてしまう」を解消する算数の勉強法

「せっかく勉強したのに、すぐに忘れてしまう…」

算数が苦手な子どもにとって、これはよくある悩みです。

特に公式や考え方を“理解したつもり”になっていても、時間が経つと「あれ?どうやるんだっけ?」という状態になりがちです。

しかし、これは才能の問題ではありません。

正しいやり方で「記憶に残る学習」をすれば、誰でも算数の力を定着させることができます。

この記事では、「習ったことを忘れてしまう」悩みを解決するための効果的な勉強法を紹介します。

まずは毎日同じ問題を繰り返す

記憶は「繰り返し」によって定着します。

新しい問題ばかり解くのではなく、前に解いた問題を毎日復習することが大切です。

特に、ミスをした問題は「翌日・数日後・1週間後」と間隔をあけて繰り返し解くことで、忘れにくくなります。

短時間でもよいので、「同じ問題を繰り返す習慣」をつけましょう。

これは、スポーツにおける基礎練習と同じで、確実に力になります。

関わりの深い単元を同時に復習する

算数の単元はバラバラに見えても、実はつながりが深いものがたくさんあります。

たとえば、「割合」と「比」、「分数」と「小数」、「図形の面積」と「体積」などです。

1つの単元を復習するときに、それに関連する単元も一緒に学習することで理解が深まり、忘れにくくなります

「今やっている単元と似ているのは何か?」を意識して、複数の単元を横断的に復習することが効果的です。

得意分野を見つけて難しい問題に挑戦する

ただ反復するだけでなく、「できた!」という成功体験が記憶の定着を強く後押しします。

まずは得意な単元や、解いていて楽しいと感じる分野を見つけて、少しずつレベルの高い問題にも挑戦していきましょう。

「難しいけど、がんばればできた!」という感覚は、自信と記憶の両方を育てる最強の材料です。

算数が「忘れやすい教科」から「得意な教科」に変わっていくきっかけになります。

まとめ

算数を「習ったそばから忘れてしまう」のは、多くの子どもがつまずくポイントです。

しかし、毎日の繰り返しや単元同士のつながりを意識した復習、得意分野からのアプローチによって、記憶に残る学びを実現できます。

忘れてしまう前提で、「忘れない仕組み」を学習の中に組み込むことが、算数力アップのカギです。

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