比を揃える問題の解き方 鴎友学園2024年入試を徹底解説

「比の問題になると急に分からなくなる…」

「途中でお金のやりとりがある問題が苦手…」

このような声もよく聞きますが、中学受験では、「比を揃えるタイプ」の問題は頻出であり、ここを理解できるかどうかで得点に大きな差がつきます。

今回は、2024年の鴎友学園の入試問題をもとに、「比を揃える」考え方を本質から解説します。

Aさん,Bさん,Cさんの3人でお金を出しあって,9200円のプレゼントを買います。
最初,3人の所持金の比は15:2:8でしたが,AさんがBさんに400円わた
渡し,Cさんも
Bさんにいくらか渡すと,所持金の比は8:3:3になりました。この後,プレゼントを買
いました。
(1) 所持金の比が8:3:3になったとき,Aさんの所持金はいくらになりましたか。

問題の確認

Aさん・Bさん・Cさんの3人で9200円のプレゼントを購入します。

最初の所持金の比は「15:2:8」その後、

・AさんがBさんに400円渡す

・CさんもBさんにいくらか渡す

すると比が「8:3:3 」になりました。

この問題の最重要ポイント

この問題で最も大事なのは、次の1点です。

お金のやりとりがあっても、合計金額は変わらないことに気づけるかどうかが勝負です。

ステップ①:最初と後の「合計の比」に注目する

最初の比の合計は「15+2+8=25」、やりとり後の比の合計は「8+3+3=14

つまり、同じ金額を「25のまとまり」と「14のまとまり」で表しているということです。

ステップ②:「比を揃える」という発想

ここで重要になるのが、比の合計を同じにする(=最小公倍数で揃える)ということです。

25と14の最小公倍数は350ですね。

ステップ③:Aさんに注目する

最初のAさん

350 ÷ 25 × 15 = 210(比の値)

やりとり後のAさん

350 ÷ 14 × 8 = 200(比の値)

ステップ④:差が「実際の移動額」

AさんはBさんに400円渡しているので、比で見ると「210 − 200 = 10

この「10」が実際の400円に対応します。

ステップ⑤:1あたりの金額を出す

10 → 400円ですので
1 → 40円となります。

やりとり後のAさんは200(比)

つまり、200 × 40 = 8000円

答えは8000円となります。

この問題で身につけるべき「本質」

このタイプの問題で大切なのは、次の3つです。

① 合計は変わらないと気づく

お金・人数・重さなどの「やりとり系」は必ずここを見る

② 比の合計に注目する

個々の値ではなく「全体」を見る

③ 比を揃えて差を見る

・最小公倍数で揃える
・差=実際の変化量

まとめ

この記事では、鴎友学園の入試問題を通して「比を揃える問題」の解き方を解説しました。

ポイントを整理すると:

・合計は変わらない

・比の合計に注目する

・最小公倍数で揃える

・差=実際の変化量

この流れが自然にできるようになると、同じタイプの問題は一気に得意になります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です