子どもが塾の宿題を自分からしない理由とその解決策

こんにちは。算数・数学専門家庭教師の鈴木です。

「子どもが宿題をしません!」

このようなことで悩んでいらっしゃる方も多いですよね。

私は家庭教師という仕事柄、まずは生徒さんの話もよく聞くようにしていますが、そこで思うのは「生徒さんとしては、宿題をしたくないわけではない」ということです。

今回はこのような背景も踏まえて、宿題をしない理由と解決策について書いていきたいと思います。

宿題をしない理由その① 量が多すぎる

宿題をしない理由の一つに「量が多すぎること」が挙げられます。

大人からすると「このくらいの量は大したことはない」と思っても、お子さんにとっては大量に宿題を与えられているような感覚になってしまっていることもあります。

お子さんにとってそのような感覚になってしまっている部分がもしあれば、それは宿題をしないようになってしまう大きな理由と考えられます。

宿題をしない理由その② できない問題ばかりさせられる

量が多いという理由と関連して「一人でできない問題ばかりが宿題に出ている」という状況も、宿題をしない理由の一つとして考えられます。

よく聞くのが「塾で教えられた問題ではなく、教えてもらっていない問題が宿題に出る」という状況です。

こうした状況が続いてしまうと、宿題をしなくなってしまうことも実際に多いです。

宿題をしない理由その③ 子どもの中で優先順位が低い

お子さんの中で「宿題をすること」の優先順位が低いことも、「自分から宿題をしない理由」の一つとして考えられます。

親御さんとお話をさせていただく中で「子どもが自分から宿題をしません。」「しなさいと言わないとしません。」というお悩みを聞くこともたくさんあります。

このようなお声があったとき、私は「例えば遊んでから勉強するのか、勉強してから遊ぶのか」どちらかをお子さんに聞きますが、高い確率で「遊んでから勉強する」という返答をお子さんから聞きます。

この状況が意味するのは、お子さんにとっては「宿題は後でやりたい派」であるにもかかわらず、親御さんとしては「先に自分からしてほしい派」になっているという状況です。

このような状況だと、親御さんにとっては「子どもにやる気がない」「子どもが宿題しない」と思ってしまう要素が揃ってしまいます。

解決策その① 先生に相談する

さて、以上3つの理由について書いてみましたが、いかがでしょうか。

さまざま理由はありますが、以上の3つは宿題をしなくなってしまう大きな理由です。

その中でも「量が多い」「できない問題ばかり」というのは、もしその理由が正当化されるのであれば、宿題を出している側も「子どもが宿題をしない原因を作っている」と考えられます。

先にお伝えすると「習っていない問題も数多く解こうとする生徒」は、勉強が大好きな生徒以外ありえません。

本当に「できない問題ばかり出ている」という状況なのであれば、一度塾の先生に相談してみることをお勧めします。

解決策その② 子どもの習慣を把握する

「先に宿題をする方が後が楽!」というのは、私も親御さんも同じ意見です。

が、しかし、お子さんにとっては「先にしたいことがある」「これをした後じゃないと、宿題をする気が起きない」などと思っている場合も多いです。

もしお子さんの中で、宿題をし始めるまでのルーティンのようなものがあれば、まずはその通りに行動してもらうという考え方もあります。

その上で「子どものいう通りでも問題なさそう・・・」「子どものいう通りに行動させたらますます成績が落ちた」などなど、親御さんの中でも気づくことがあると思います。

まずはお子さんの習慣を把握して、改善すべき点などがあれば後から「何をどう直すのか」をお子さんと共有していけると良いのではないでしょうか。

まとめ

子どもが「自分から」宿題をしないというのは、今後もなくならないお困り事の一つだと思います。

特に今の教育サービスにおいては、お子さんに対してやらせることも年々増えてきていますので、そもそもお子さんが自分から「これを学びたい」と思えるかどうか疑問に思うこともあります。

宿題を自分からしないというのは「やりたいけれど、自分だけではどうすれば良いか分からない」という気持ちの表れである可能性も高いです。

この記事でもお伝えしたように「量も多く、一人でできないことばかり宿題に出される」「それゆえに、子どもが宿題を後まわしにしがち・・・」ということにお心あたりある方は、ぜひ一度ご相談下さい。

家庭学習は「自分でできることを繰り返す」という考え方が基本になりますので、それを叶えるための最適な学習プランなどもご提案させていただきます。

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