こんにちは。
プロ家庭教師の鈴木です。
これまで多くの「算数が苦手な子」を指導してきましたが、食塩水の問題でつまずく原因は、ほぼ共通しています。
それは、「何から考えればいいか分からない」ことです。
今回の問題も、一見するとかなり複雑ですが、実は正しい順番で考えれば、シンプルに解ける問題です。
この記事では、
・重さの求め方
・濃度の考え方
・ミスしやすいポイント
を、親子でも理解できるように丁寧に解説していきます。
問題はこちらです。
食塩水A,B,Cについて,次のことが わかっています。
・BとCをすべて混ぜると,濃度11 %の食塩水が 350 gできる。
・Aの半分とCの半分を混ぜると,濃度8%の食塩水が 250 gできる。
・AとCのすべてとBの半分を混ぜると,濃度8%の食塩水が 600 gできる。
それぞれの食塩水の重さと濃度を求めなさい。
問題の全体像を整理しよう
まずは条件を整理します。
・B+C → 350g(11%)
・Aの半分+Cの半分 → 250g(8%)
・A+C+Bの半分 → 600g(8%)
ここで大事なのは、「いきなり濃度を求めない」ことです。
まずは「重さ」から考えます。
ステップ① 重さを先に求める
条件を式にする
問題文から次のことが分かります。
・B+C=350g
・Aの半分+Cの半分=250g → A+C=500g
・A+C+Bの半分=600g
ここで注目ポイントは、すでに「A+C=500g」と分かっていることです。
Bの重さを求める
3つ目の式に代入すると
A+C+(Bの半分)=600
↓
500+(Bの半分)=600
このことから、Bの半分=100g、B=200gと分かります。
AとCを求める
B+C=350gより、200+C=350、C=150g
A+C=500gより、A+150=500
A=350gとなります。
ここまでのまとめ
・A=350g
・B=200g
・C=150g
まず重さを確定させるのが最大のポイントです
ステップ② 食塩の量を求める
次に、それぞれの食塩の量を
・A:a g
・B:b g
・C:c g
とします。
条件を食塩の量で考える
① B+C(11%)
b+c=350×0.11=38.5g
② A+C(8%)
ここでの重要ポイントは、「半分ずつ混ぜても濃度は変わらない」ということです。
つまり「a+c=500×0.08=40g」と分かります。
③ A+C+Bの半分(8%)
a+c+(bの半分)=600×0.08=48g
bを求める
③ − ②より、
(bの半分)=48−40=8g
b=16g
cとaを求める
b+c=38.5より、16+c=38.5
c=22.5g
a+c=40より、
a+22.5=40
a=17.5g
ステップ③ 濃度を求める
最後に濃度です。
・A:17.5 ÷ 350 = 5%
・B:16 ÷ 200 = 8%
・C:22.5 ÷ 150 = 15%
最終答え
| 食塩水 | 重さ | 濃度 |
|---|---|---|
| A | 350g | 5% |
| B | 200g | 8% |
| C | 150g | 15% |
この問題で差がつくポイント
① 重さ→濃度の順で考える
いきなり濃度にいくと、ほぼ確実に混乱します。
まずは「重さだけ」に集中する
② 「半分でも濃度は同じ」に気づけるか
これは中学受験で非常によく出るポイントです。
量が変わっても、中身の割合は変わらないということです。
③ 式をシンプルに保つ
「A+C」をまとめて扱うことで、一気に楽になります。
バラバラに考えないことが重要です。
まとめ
今回の問題のポイントはシンプルです。
・① まず重さを求める
・② 食塩の量を考える
・③ 最後に濃度を出す
そして何より大切なのは、「解き方の型」を身につけることです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
もし、
・食塩水や割合で毎回つまずく
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それは「才能」ではなく「学び方の問題」です。
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