算数の問題解説 解説のダメな読み方と成績が伸びる読み方の決定的な違い

算数の問題で間違えたとき、多くの子どもが「解説を読む」という行動を取ります。

しかし実は、この「解説の読み方」によって、成績は大きく変わります。

同じ問題・同じ解説を使っていても「成績が伸びる子」「いつまでも伸びない子」が分かれるのは、この読み方に原因があります。

この記事では「ダメな読み方」と「成績を伸ばす読み方」を対比しながら、正しい解説の活用方法を解説します。

ダメな読み方①:答えまでの流れを“なんとなく理解する”

よくあるのが、「なるほど、こうやるのか」と“分かった気になる”読み方です。

具体例

・式の流れを目で追うだけ
・「そういう考え方か」と納得して終わる
・理解したつもりで次に進む

なぜダメなのか

この読み方では、自分で再現できません。

算数で大事なのは「分かること」ではなく「できること」です。

解説を読んで分かっただけでは、テストでは解けません。

成績を伸ばす読み方①:途中で止めて“一回検証する”

解説をただ最後まで読むのではなく、読むのを途中で止めて「読んだところまで一回自分で検証する」ということが大事です。

例えば解説に「Aという式を立てたら、Bという計算が出る」と書いてあったとします。

そのときにただ読み流すのではなく、一度自分で「本当にBという答が出てくるのか」を確かめてみて下さい。

解説というものは少しいじわるで、「何もかも手取り足取り書いてあるわけではない」のです。

実をいうと、本当に「良い解説」というのは、先ほど「いじわる」と書きましたが、少しだけ「解説を読む人に考えるスキマを与えるような書き方」をしているものを言います。

お子さんの様子を見ていて、ただ何となく読んでいるなと感じたら、ぜひこの方法を試してみてはいかがでしょうか。

なぜ効果的か

解説に書いてあることを「再現できるかどうか」で本当に理解したかどうかが分かるからです。

このプロセスを通すだけで、定着率は一気に上がります。

ダメな読み方②:「どうやって解いたか」だけを見る

多くの子が注目するのは、計算の流れ・解き方そのものです。

しかし、それだけでは不十分です。

ありがちな行動

・式の作り方だけを見る
・途中の計算を追う
・答えが出る流れを確認する

なぜダメなのか

それでは「なぜその考え方になったのか」が分かりません。

応用問題になると、全く対応できなくなります。

成績を伸ばす読み方②:「なぜその考え方なのか」という問に答える

解説で一番大事なのは“考え方のきっかけ”をつかむことです。

具体的にやること

・なぜこの式になるのか?
・どの条件に注目したのか?
・どこがヒントになったのか?

これらを、問題文も振り返りながら探してみましょう。

そもそも「なぜこう考えるのか」という問に対する答えは、ほぼ必ず「問題文」に隠れています。

このレベルまで理解すると、初見問題にも対応できます。

ダメな読み方③:1問ごとにバラバラに覚える

問題ごとに「これはこう解く」と覚える読み方です。

典型例

・問題A→この解き方
・問題B→別の解き方
・関連性を考えない

なぜダメなのか

算数はパターン暗記ではありません。

本質は“共通点”にあります

成績を伸ばす読み方③:「共通点」を見つけてまとめる

伸びる子は必ず、似ている問題を同じものとして扱うということをしています。

やるべきこと

・この問題はどのタイプか?
・前にやった問題と何が同じか?
・使っている考え方は共通か?

・「速さ」→距離÷時間の関係
・「割合」→もとにする量に注目
・「つるかめ算」→合計と差に注目

こうして整理すると、問題数を増やさなくても力が伸びます。

まとめ

最後に重要なポイントを整理します。

ダメな読み方

・分かった気になる
・流れだけ追う
・問題ごとに覚える
・読んで終わり

成績が伸びる読み方

・何も見ずに再現する
・考え方の理由を言語化する
・共通点で整理する
・最後にテスト形式で確認する

算数が伸びない原因の多くは「勉強量」ではなく「やり方」です。

特に解説の読み方は、すぐに変えられて効果も大きい部分です。

もしお子さんが「解説を読んでいるのにできるようにならない」という場合は、ぜひ今回の方法を取り入れてみて下さい。

それだけで、成績は大きく変わります。

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