「算数が苦手…」「やる気が出ない…」そんな悩みを抱える子どもは少なくありません。
もともとは好奇心旺盛だったのに、いつの間にか算数を敬遠するようになってしまった——そんな経験はありませんか？
実は、算数への苦手意識ややる気の低下には、いくつかの共通した理由があります。
この記事では、子どもが算数にやる気をなくしてしまう主な理由を解説し、効果的な対策を紹介します。
子どもが「算数って面白い！」と感じられるようになるヒントを、一緒に探っていきましょう。
理由その① 「できた」と思ったら不正解だった経験がある
子どもが意気揚々と答えを出したのに、それが間違っていた——そんな経験が続くと、自信をなくしてしまいます。
特に、「これで合ってる！」と思ったのに間違いを指摘されると、「どうせやっても無駄だ」と考えてしまうことも。
正解を求めるあまり、チャレンジする意欲がそがれてしまうのです。
理由その② 「自分で考えたこと」が間違いだと指摘された
子どもは、自分なりに考えたことを否定されると、自信をなくしやすいものです。
「この方法で解けるかも！」とワクワクしながら取り組んだのに、大人から「違うよ」と即座に訂正されてしまうと、「考えること自体がダメなの？」と誤解してしまうこともあります。
これが積み重なると、考えることそのものを避けるようになってしまいます。
理由その③ 「自分のやり方」で正解できない
算数にはさまざまな解き方がありますが、学校では一般的な方法に沿って学ぶことが求められます。
そのため、「自分で考えたやり方では正解できない」と感じると、やる気が失われてしまうことがあります。
「決められた方法でしか解けないなら、面白くない」と思ってしまうのです。
対策その① どんなやり方でも良いので「正解できた経験」を増やす
まずは、「できた！」という成功体験を増やすことが大切です。
解き方にこだわらず、子ども自身が納得できるやり方で正解を出せるようにサポートしましょう。
「合ってた！」「わかった！」という小さな成功の積み重ねが、自信とやる気につながります。
対策その② 「そういうやり方も良いよね」と声をかける
子どもが独自の考え方をしたときは、まず「面白い考え方だね！」「いい発想だね！」と認めることが大切です。
その上で、「このやり方も試してみる？」と提案すると、子どもは自分の考えを大切にしながら、新しい方法にも興味を持ちやすくなります。
対策その③ まずは「学ぶ楽しさ」を体験する
算数に対する苦手意識が強い子どもには、まず「学ぶことが楽しい」と感じられる体験を提供しましょう。
ゲーム感覚で問題を解いたり、パズルや図形遊びを取り入れたりすると、「算数＝楽しい」というイメージが定着しやすくなります。
楽しさを感じることで、自然とやる気が湧いてきます。
まとめ
算数にやる気をなくしてしまう理由には、「自信の喪失」や「考えることへの否定」が大きく関係しています。
だからこそ、どんなやり方でも「できた！」という成功体験を増やし、子どもの考えを肯定することが重要です。
そして何より、学ぶ楽しさを知ることが、算数への意欲を引き出すカギになります。
お子さんが「算数って楽しい！」と感じられるよう、ぜひ今回の対策を試してみてください。