中学受験の算数で、こんなお悩みはありませんか?
・cm²とm²がごちゃごちゃになる
・LとmLの変換で毎回止まる
・時間(分・秒)の計算で混乱する
・単位を書き忘れて減点される
実は「単位が覚えられない」のは、暗記の問題ではありません。
今日は、プロ家庭教師として多くの受験生を見てきた立場から、単位が定着しない本当の原因と、確実に身につく方法を解説します。
なぜ単位を覚えられないのか?
原因① 丸暗記しようとしている
・「1m=100cm」
・「1L=1000mL」
これをただ覚えようとしていませんか?
意味を理解していない暗記は、必ず崩れます。
原因② 面積・体積で“倍数の感覚”がない
長さは100倍ですが、面積は100倍ではありません。
・1m = 100cm
・1㎡ = 10,000㎠
なぜ10,000になるのかを理解していないと、毎回混乱します。
原因③ 図を書かない
単位は「形の世界」です。
図を書かずに数字だけ追うと、頭の中がバラバラになります。
単位を覚える前に理解すべき基本構造
単位は3つのグループに分けて考えます。
① 長さの単位
基本関係は「1m = 100cm」「1cm = 10mm」です。
「すべて10倍ずつ増える構造」「1つ大きくなると10倍」と理解することが大事です。
② 面積の単位
なぜ100倍ではないのか、理解できているでしょうか?
「1m = 100cm」ですが、面積は「100cm × 100cm」ですよね。
しかし、面積は「100 × 100 = 10,000」だから「1㎡ = 10,000㎠」となります。
「2回かけること」を理解すると混乱しません。
③ 体積の単位
体積は「3回かける世界」です。
「1m = 100cm」で体積は「100 × 100 × 100= 1,000,000」
だから
1㎥ = 1,000,000㎤
となります。
立体なので「3乗」と考えると整理できます。
単位を確実に定着させる5ステップ
Step1 単位表を“自分で”作る
写すだけでなく、自分の手で整理する。
Step2 図を毎回書く
特に面積・体積は必須。
Step3 文章問題で使う
単位は計算の中で使って初めて定着します。
Step4 単位を省略しない
途中式も含めて必ず単位を書く。
Step5 ミスノートに「単位ミス専用ページ」を作る
あなたがいつも実践している「ミス分析ノート」と同様に、単位ミスも原因分析を徹底します。
よくある単位ミスのパターン
・面積で100倍してしまう
・㎠と㎤を混同
・Lと㎤の関係を忘れる
・時間の60進法を忘れる
特に「時間」は10進法ではありません。
・1時間 = 60分
・1分 = 60秒
ここは別ジャンルとして扱います。
単位ができる子の共通点
✔ 図を書く
✔ 途中式に単位を書く
✔ 変換理由を説明できる
「なぜそうなるか」を言語化できる子は強いです。
単位を暗記しなくても良い理由
本当に理解できていれば、
・1m = 100cm
・面積 → 2乗
・体積 → 3乗
この原理だけで全て復元できます。
暗記量は激減します。
まとめ:単位は“理解構造”で覚える
単位が覚えられない子は「記憶力が悪い」「努力不足」ではありません。
構造理解が抜けているだけです。
中学受験算数は、丸暗記では戦えません。
単位は「仕組み」を理解すれば、一生忘れません。
