「算数の偏差値が45前後からなかなか上がらない」
「偏差値50の壁が高く感じる」
このようなお悩みを持つ中学受験生や保護者の方は少なくありません。
しかし、偏差値45から50への上昇は、難関校レベルの応用問題を解けるようになることではありません。
むしろ、基本問題や標準問題の正答率を安定させることが最も重要です。
実際、多くの受験生を指導してきた経験から言うと、偏差値45前後の生徒が偏差値50を超えるためには、「難しい問題への挑戦」よりも「できる問題を確実に取る力」を身につけることが必要です。
今回は、算数の偏差値を45から50に上げるために必要なことを詳しく解説します。
偏差値45と偏差値50の違いとは?
まず理解しておきたいのは、偏差値45と50の差は決して大きくないということです。
偏差値45の生徒は、
・基本問題は理解している
・解説を見れば納得できる
・授業もある程度分かる
状態であることが多いです。
一方で、
・計算ミスが多い
・問題文の読み違いがある
・解き方を覚えていても再現できない
・テストになると点数が取れない
という特徴があります。
つまり、「知らない」のではなく、「使えない」状態なのです。
大問1・大問2を満点に近づける
偏差値45前後の生徒に最も多いのが、「難しい問題に時間を使いすぎて、簡単な問題を落としている」というケースです。
偏差値50を目指す段階では、「計算問題」「一行問題」「基本図形問題」などを確実に取ることが最優先です。
模試の復習をするときは、「最後の難問を落とした理由」ではなく、「大問1・大問2で失点した理由」を分析しましょう。
偏差値50を超える生徒は、まず取るべき問題を確実に取っています。
解説を見て終わりをやめる
偏差値45前後の生徒は、
・分からない
・解説を見る
・分かった気になる
という学習になりがちです。
しかし、本当に重要なのは、解説を閉じてもう一度解くことです。
理解したかどうかは、「説明を聞いたか」ではなく、「自力で再現できるか」で判断します。
おすすめは、
①自力で解く
②答え合わせ
③解説を読む
④翌日もう一度解く
という流れです。
この繰り返しだけで成績が伸びる生徒は非常に多いです。
苦手単元を放置しない
偏差値45前後で伸び悩む生徒には、多くの苦手単元が存在することがよくあります。
特に注意したいのは、「今の単元だけ勉強している」ケースです。
例えば速さが苦手な場合、「単位あたりの量」に原因があることもあります。
算数は積み上げ科目です。
今の学習内容が理解できない場合は、前提単元まで戻る勇気が必要です。
テスト形式の演習を増やす
偏差値45前後の生徒は、問題集の1ページずつなら解けるのに、模試になると点数が取れないことがあります。
その理由は、「問題を見て何の単元か判断する練習」が不足しているからです。
普段の勉強では、「計算だけ」「文章問題だけ」を解きます。
しかし模試では、
・この問題は何の単元か
・どの解法を使うか
を自分で判断しなければなりません。
そのため、
・週1回の模試形式演習
・過去に習った単元の混合問題
を取り入れることが効果的です。
間違い直しの質を上げる
偏差値45の生徒は、「解き直しをしているのに伸びない」ことがあります。
その原因は、間違いの原因分析ができていないからです。
例えば、以下のような課題があります。
計算ミス
→途中式を省略していないか
問題文の読み違い
→条件に線を引いたか
解法忘れ
→類題を解いたか
このように原因を分類しましょう。
ただ解き直すだけでは成績は伸びません。
同じミスを繰り返さない仕組みを作ることが重要です。
偏差値50を超える生徒の共通点
偏差値50を超える生徒には共通点があります。
それは、「解ける問題を確実に解く」ことに集中していることです。
難問ばかり追いかけるのではなく、
・基本問題
・標準問題
・頻出問題
を確実に得点しています。
中学受験では満点を取る必要はありません。
合格者平均点を超えることが重要です。
まずは偏差値50を目標に、基礎と標準問題の完成度を高めていきましょう。
よくある質問
Q1. 偏差値45から50になるまでどのくらいかかりますか?
A1.学習状況にもよりますが、正しい勉強法を続ければ3〜6か月程度で到達するケースが多いです。
Q2. 難しい問題は解かなくても良いですか?
A2.偏差値50を目指す段階では、まず基本問題と標準問題を優先しましょう。
Q3. 家庭でできる最も効果的な対策は何ですか?
A3.「解説を閉じてもう一度解く習慣」を作ることです。これだけで理解度が大きく変わります。
まとめ
偏差値45から50へのステップアップに必要なのは、特別な才能ではありません。
・大問1、大問2を確実に取る
・解説を見て終わらない
・苦手単元を放置しない
・テスト形式演習を行う
・間違い直しの質を上げる
これらを徹底することで、多くの受験生は偏差値50の壁を突破できます。
もしお子さまが「勉強しているのに成績が上がらない」と感じているなら、学習量ではなく学習方法を見直してみてください。
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