「できる子と同じ勉強をしているのに伸びない…」
「うちの子も、成績が良い子と同じ問題集を使っています。」
「塾では『何回も解きましょう』と言われています。」
それなのに、なかなか成績が上がらない。
実はこれは珍しいことではありません。
なぜなら、算数が得意な子と苦手な子では、頭の使い方そのものが違うからです。
苦手な子が得意な子の勉強法をそのまま真似すると、かえって理解できなくなることもあります。
この記事では、
・得意な子が自然にできていること
・苦手な子には難しいこと
・苦手な子だからこそ伸びる学び方
について詳しく解説します。
算数が得意な子は何が違うのか
まずは得意な子の特徴を見てみましょう。
もちろん全員ではありませんが、多くの子に共通しています。
① 一度見た解法を再現できる
得意な子は「なるほど」と思った瞬間に、その考え方を自分のものにできます。
つまり、「理解=再現」になっています。
だから解説を読めば次もできる可能性が高いのです。
② 頭の中で情報を整理できる
問題を読むと
・条件
・求めるもの
・必要な情報
を自然に整理できます。
図を書かなくても解ける子もいます。
③ 共通点を見つけるのが得意
例えば割合なら「この問題も前にやった問題と同じだ」と気付きます。
つまり、「問題を分類する力」があります。
一方、算数が苦手な子には何が難しいのか
では苦手な子は何ができないのでしょうか。
実は「計算力」だけではありません。
解説を見ても再現できない
苦手な子は「分かった!」と言います。
しかし翌日になると解けません。
これは理解していないのではなく、見ていると理解した気になるからです。
つまり「理解したつもり」になりやすいのです。
情報が頭の中で整理できない
文章題になると、何が重要なのか分からなくなります。
全部大事に見えてしまいます。
その結果、どこから考えれば良いか分からなくなります。
問題を全部別の問題だと思ってしまう
得意な子は「これは平均の問題」と分類できます。
しかし苦手な子は「毎回新しい問題」に見えます。
だから経験が積み重ならないのです。
しかし苦手な子には苦手な子だけの強みがあります
ここが一番大切です。
苦手な子には得意な子にはない長所があります。
強み① 一歩ずつ理解すると忘れにくい
苦手な子は時間はかかります。
しかし、一つ一つ納得して理解した内容は非常に忘れにくくなります。
つまり「理解の深さ」では得意な子以上になることがあります。
強み② 「見て覚える」ではなく「試して覚える」
ここが最大のポイントです。
苦手な子ほど「インプットよりアウトプット」が重要です。
例えば、解説を読む時間を30分使うより、5分考えて「間違えて解説を見る」「もう一度解く」方が圧倒的に伸びます。
苦手な子におすすめの勉強法
① 一問ごとに丸付けする
まとめて解くより、一問ずつ確認します。
間違いをその場で修正できます。
② 解説を閉じてもう一度解く
読むだけでは意味がありません。
必ず何も見ずに再現します。
③ 同じ問題を何度も解く
新しい問題ばかり解いてはいけません。
苦手な子ほど「昨日できなかった問題」をできるようにする方が重要です。
④問題を分類する
問題を解くたびに「平均」「速さ」「比」など名前を付けます。
すると「この問題見たことある」という感覚が育ちます。
苦手な子は「理解の形」が違うだけ
算数が苦手な子を見ると、「向いていないのでは?」と思ってしまうことがあります。
しかし、多くの場合は能力の問題ではありません。
学び方が合っていないだけです。
得意な子は、頭の中だけで整理できます。
苦手な子は、紙に書いて整理した方が理解できます。
得意な子は、一回で理解できます。
苦手な子は、何度も再現しながら理解します。
つまり、ゴールは同じでも、そこへ向かう道が違うのです。
その違いを理解して学習を進めれば、苦手だった算数が少しずつ「分かる」「できる」に変わっていきます。
まとめ
算数が苦手な子は、得意な子と同じ勉強法を真似する必要はありません。
むしろ、自分の思考の特徴に合った学び方を選ぶことが成績アップへの近道です。
・解説を見るだけで終わらず、自分で解き直す
・図や線分図を積極的に書いて考える
・一問ごとに丸付けをして、その場で理解を確認する
・同じ問題を繰り返し解いて「再現できる」状態を目指す
・問題を単元や考え方ごとに分類し、「見たことがある問題」を増やしていく
苦手な子は、一歩ずつ積み重ねることで確かな理解を身につけられます。
焦って得意な子に追いつこうとするよりも、お子さんに合った方法で学び続けることが、最終的には大きな成長につながります。
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算数が苦手なお子さんは、それぞれつまずいている理由が異なります。
現在の理解度や思考の特徴を確認しながら、お子さんに合った学習方法をご提案いたします。
無理に得意な子のやり方を真似するのではなく、お子さんの強みを活かした学び方で、算数が「分かる」「できる」に変わるお手伝いをいたします。
