こんにちは。世田谷区のプロ家庭教師、数学専門の鈴木です。
期末テストが終わり、私の生徒さんも、テストが返ってきています。
今回、数学のテストの点数が、前回と比べて20点程アップした生徒さんがいます。
おめでとうございます!!
「だんだん、勉強の仕方が分かってきました!」
と明るく報告してくれたので、今度はさらにそこから+5点、+10点を目指していきたいものですね。
さて、前回のテストの点数と比べて、+20点を作ることができたことについて、振り返ってみたいと思います。
学校の授業は、その日のうちに復習
前回のテストで、目標の点数を取れなかった原因の一つに、学校の授業を、まずは理解するということが、足りていなかった部分がありました。
私「今日は学校の授業で、どんなことをやってきた?」
第一段階、この質問に、ちゃんと答えられることを目指すのです。
復習とは何か?
そもそも、何をすることが復習することなのか、具体的に話をすることが大事ですので、ここでも書いておきますね。
学校の授業の復習とはつまり、先生が説明していた問題を、自分一人で、何も見ずにできるまで練習することです。
人それぞれ、自分一人でできるまで、かかる時間も違いますが、毎日一問、その日に習ったことは、その日のうちに理解することを、徹底したのです。
予習も欠かさない
復習だけではなく、予習することも大切にします。
ただ、予習をするといったとき、学校の授業では、教科書通りには進まないこともありましたので、次の授業ではどこをやるのか、学校の先生に聞いてみることも大事です。
学校の授業では、次はどこをやるのか、生徒さんと確認し合いながら
予習して、学校の授業を受け入れやすい態勢を整えておいて、習ったことはその日のうちに理解する、復習もしやすくしておく
ということを、習慣化していったのです。
数学の学習における予習とは?
数学において、予習とは何かということについても、ここでお話します。
数学の予習とはずばり、復習の繰り返しのことです。
例えば、今回のテストでは方程式の計算が試験範囲でしたので、式の中にカッコがついたタイプの方程式の計算を、学校の授業で習う前にやったことがありました。
3(x-2)=12+2(-x+6)
という形の方程式の類題です。
この方程式を解くには、こんな知識が必要になるのです。
①文字式の分配法則
②移項を含む計算
方程式だけを見ると、何やら新しいことをしなければならないと、思うこともありますが、そうではなくて、もう既に習った①、②だけを考えて解けるのです。
つまり、既存の知識を組み合わせていけば良いのです。
既存の知識を使うこと、それは復習を意味します。
数学の問題で、分からなくなったら、分かるところまで戻るというのは、こうした事例からも大事なことです。
テスト2週間前から始める問題演習の作法
テスト2週間前になると、テスト範囲も分かり、問題演習をこなすことが重要になってきます。
まだテスト範囲が、全て教えられていないことが普通ですが、幸いにも、練習プリントなるものが配布されていたのです。
今回点数が上がったのは、この練習プリントのおかげでもあるので、「テスト前にプリントをもらうことがある、うまく活用したい!」という方に向けて、活用法をお話していきます。
ランダム演習
プリントを見ると、色んな問題が、びっしりと並んでいました。
出題形式の違う問題が、ランダムに並べられていたのですが、こうしたプリントで勉強を進めていく利点は、テストを受ける良い練習になるということです。
テストというのは、そもそも問題がランダムに出題されているわけです。
ということは、テストのときに問題を一目見たときに
これはあの分野の、あの知識を使って解ける問題だ!
ということを、思いつけなければいけないのです。
テスト勉強で大事なのは、問題をランダムに解く練習を行うことです。
書き込まない
せっかく良いプリントが配られているので、何回でも解いて試験に備えたいものです。
ですので、今回生徒さんには、テスト前日まで、プリントには何も書きこまないでね!とお伝えしました。
つまり、プリントの問題は、全てノートにて解くわけです。
プリントに書いてある計算問題は
問題からノートに書く
ことで、答だけではなく、途中の式も書くことの大切さが分かります。
途中の式を書くことで、自分がどこでミスをしたのかが、分かりやすくなります。
途中の式の書き方、自分がミスをしやすいポイントを知ることで、テストではケアレスミスと言われるところを、減らしていこうという作戦をとったのです。
この記事のまとめ
学校の授業の受け方、問題演習の仕方を少し変えるだけで、テストの点数を上げることは大いに可能です。
特に定期テストというのは、授業でやったことが出るわけですから、テスト前に焦って問題集に載っている問題を解きまくって、勉強したつもりになっていたのかもしれない、という人がいたら、ぜひとも、学校の授業の受け方から変えてみて下さい。
どんな問題を解くのかということも、重要なポイントになってきます。
問題演習にも、ちゃんとした作法があります。
もっと点数を上げたい、数学を得意にしたいというご相談を、お待ちしております。