小5の算数は、中学受験でも学校内容でも最重要学年です。
特に「割合」「速さ」「比」「立体」の4単元は、多くの子がつまずきます。
理由はシンプルで、公式暗記では通用しないからです。
この記事では、これらの単元を「理解重視」で学ぶために必要なことを、具体的に解説します。
なぜ小5で一気に難しく感じるのか?
小5算数の特徴は、
✔ 数字より“関係”が重要になる
✔ 文章量が増える
✔ 複数の概念を同時に使う
つまり「式を覚える → 当てはめる」ではなく、「関係を整理する → 考える」へと学びの質が変わるのです。
【割合】を理解重視で学ぶために必要なこと
① 「もとにする量」を必ず確認する習慣
割合で最も多いミスは「何を1(100%)とするのか分かっていないこと」です。
理解重視の第一歩は、「もとにする量」「比べる量」「割合」を必ず言葉で確認することです。
② 線分図を“必ず”書く
割合は図が命です。
式を先に立てる子は、ほぼ崩れます。
図を書けば、
✔ どちらが基準か
✔ 増えたのか減ったのか
✔ 何を求めるのか
が視覚的に整理できます。
③ 「%」「割」「倍」を区別する
「10%=0.1=1割=0.1倍」の変換が曖昧だと、すべてが崩れます。
理解とは、言い換えが自由にできる状態です。
【速さ】を理解重視で学ぶために必要なこと
① 公式暗記をやめる
「は・じ・き」を覚えるだけでは危険です。
本質は、「速さ=単位時間あたりの進む距離」という意味理解です。
② 図で距離を可視化する
速さは“動き”の単元。
図を書かずに考えるのは難しいので「同時に進むのか」「反対方向か」「追いつくのか」を線分図で整理する習慣が必要です。
③ 単位に敏感になる
「km・m・分・時間」の単位変換ミスは理解不足のサインです。
単位を書きながら解くことが重要です。
【比】を理解重視で学ぶために必要なこと
① 比=“割合の別表現”と理解する
比は突然出てくる単元ではありません。
割合の延長です。
2:3は「2/5 と 3/5 の関係」で、このつながりを理解できるかが鍵です。
② 全体をまず作る
2:3なら、「合計5と考える発想」ができない子は、式だけ追って理解できません。
③ 内項・外項は後でよい
言葉の暗記よりも、「関係が成り立つ理由」を理解することが優先です。
【立体】を理解重視で学ぶために必要なこと
① 実際に作る・触る
立体は“空間認識”。
頭の中だけで理解しようとすると苦手になります。
展開図を書いて切って組み立てるだけで理解は深まります。
② 面を分解して考える
表面積は、「全部まとめて」ではなく面ごとに分けて整理します。
体積も、「底面積×高さ」の意味を理解すること。
③ 図をていねいに描く
雑な図=雑な思考。
立体ほど図の質が成績を左右します。
4単元共通|理解重視で学ぶための3原則
① すぐ式にしない
まず言葉で説明できるか。
これが理解の基準です。
② 図を書く
図=思考の見える化。
図を書かない子は伸び悩みます。
③ 解き直しをする
理解は一度では定着しません。
数日後にもう一度解く。
これが本当の理解です。
よくある質問
Q1. 公式を覚えるのはダメですか?
A1. 覚えるのはOK。
しかし、意味を説明できない公式は危険です。
Q2. 応用問題はいつから?
A2. 基本が自力で安定してから。
焦らないこと。
Q3. 4単元が苦手ならどうすれば?
A3. 前の単元(分数・割合の基礎)に戻る。
原因はほぼそこにあります。
まとめ|小5算数は“思考の質”で決まる
小5は、算数が「作業」から「思考」へ変わる学年です。
割合・速さ・比・立体は、すべて“関係理解”の単元です。
✔ 図を書く
✔ 言葉で説明する
✔ 単位を意識する
✔ 解き直す
これを続ければ、必ず伸びます。
算数は才能ではありません。
正しい学び方を知っているかどうか。
ここがすべてです。
