【中学受験】市販の問題集を買うときのポイントと注意点

中学受験の勉強を進めていると、

・「塾の教材だけでは不安」

・「苦手分野を補強したい」

・「家庭学習用の問題集が欲しい」

と考えるご家庭は少なくありません。

書店へ行くと、中学受験向けの問題集が何十冊も並んでいます。

しかし、実は問題集選びを間違えると、かえって成績が下がることもあります。

私自身、これまで多くの受験生を指導してきましたが、成績が伸び悩む子の中には「問題集を買いすぎている子」が少なくありません。

この記事では、中学受験において市販の問題集を購入するときのポイントと注意点について詳しく解説します。

市販の問題集を買う前に確認すべきこと

まずは塾の教材を完璧にする

最初にお伝えしたいのは、塾の教材が十分にできていない段階で新しい問題集を買う必要はほとんどありません。

例えば、

・予習シリーズ

・演習問題集

・メモリーチェック

・サピックス教材

・日能研教材

などは、それだけでも十分な学習量があります。

実際には、「一度解いただけ」「間違えた問題を放置している」というケースが非常に多いです。

新しい問題集を買う前に、「今ある教材を解説なしで正解できるか」を確認しましょう。

なぜ問題集を追加したいのかを明確にする

問題集購入の目的が曖昧だと失敗します。

例えば「計算ミスが多い」「基礎をやり直したい」という目的で買うのであれば良いのですが「なんとなく不安」「周りが買っている」など、目的が曖昧なまま購入すると、結局途中で終わることが多いのです。

問題集選びで大切な5つのポイント

①今の実力より少しだけ上を選ぶ

問題集選びで最も重要なのは難易度です。

よくある失敗は、「簡単すぎる」「難しすぎる」の両極端です。

理想は、7〜8割程度理解できるレベルです。

問題集を開いてみて、

・3問中2問は解ける

・解説を読めば理解できる

くらいがちょうど良い難易度です。

②解説が詳しいものを選ぶ

中学受験の算数では、答えよりも考え方が重要です。

そのため、

・解説が1行しかない

・式だけ書いてある

ような問題集はおすすめできません。

良い問題集は、

・図が豊富

・考え方が書かれている

・なぜその式になるのか説明されている

という特徴があります。

特に家庭学習では解説の質が非常に重要です。

③1冊を繰り返せる量を選ぶ

問題集は、たくさん買うより何度も解く方が成績が伸びます。

例えば、「問題集を5冊買って1回ずつ解く」よりも、「問題集を1冊買って3回解く方」が効果的です。

算数は知識ではなく技術です。

何度も解くことで、「解法パターン」「条件整理」が身についていきます。

④志望校のレベルに合っているか確認する

問題集には対象偏差値があります。

例えば、

・基礎レベル「偏差値40〜50程度」

・標準レベル「偏差値50〜60程度」

・発展レベル「偏差値60以上」

という風に、現在の学力や志望校レベルに近いものを選びましょう。

⑤苦手分野だけを補強する

算数全範囲の問題集を買う必要はありません。

例えば、「割合だけ苦手」「図形だけ苦手」なら、その単元の問題集を選んだ方が効率的です。

苦手分野が明確な場合は、「広く浅く」ではなく、「狭く深く」学習する方が成果につながります。

市販の問題集購入でよくある失敗

問題集コレクターになる

保護者の方が最も注意したいのがこれです。

書店へ行くたびに「評判が良い」「SNSで紹介されていた」という理由で増えていくケースです。

問題集が10冊あっても、終わらなければ意味がありません。

むしろ、「終わらない教材の山」は子どものやる気を奪います。

難関校向け問題集を早くから買う

偏差値45の段階で、最難関校向け問題集を購入するケースがあります。

しかし、基礎が固まっていない状態では効果がほとんどありません。

まずは、「計算」「割合」「図形の基本」などを確実にできるようにすることが先です。

解くだけで終わる

問題集学習で最ももったいないのが、

解いて丸つけして終わることです。

本当に成績が伸びる子は、

・間違えた問題を解き直す

・数日後に再度解く

というところまで行っています。

問題集は「解く教材」ではなく、「できるようになる教材」だと考えましょう。

保護者の方へのアドバイス

問題集を選ぶ前に子どもの状況を分析する

問題集選びよりも大切なのは、「何ができていて、何ができていないか」を把握することです。

例えば、

・計算でミスするのか

・問題文が読めないのか

・解法を知らないのか

によって選ぶべき教材は変わります。

原因を分析せずに問題集だけ増やしても、根本的な解決にはなりません。

まとめ

中学受験で市販の問題集を購入するときは、次のポイントを意識しましょう。

・まずは塾教材を完璧にする

・購入目的を明確にする

・解説が詳しいものを選ぶ

・1冊を繰り返し解く

・苦手分野を重点的に補強する

・問題集を買いすぎない

中学受験では、「どの問題集を使うか」以上に「どう使うか」が重要です。

1冊を何度も繰り返し、解説を見なくても解ける状態を目指しましょう。

それが、算数の成績を伸ばす最も確実な方法です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 問題集は何冊くらい持っていれば良いですか?

A1.基本的には塾教材+補助教材1〜2冊程度で十分です。たくさん持つより、繰り返し解くことを優先しましょう。

Q2. 書店で中身を見て選ぶポイントはありますか?

A2.解説の詳しさを確認してください。答えだけでなく、図や考え方まで説明されているものがおすすめです。

Q3. 苦手単元が複数ある場合はどうすれば良いですか?

A3.すべてを同時に克服しようとせず、最も苦手な単元から順番に取り組みましょう。一度に複数冊進めると中途半端になりやすいです。

Q4. 塾の先生が勧める問題集は必ず買うべきですか?

A4.基本的には検討する価値があります。ただし、お子さんの学力や学習状況に合っているかを確認してから購入することをおすすめします。

無料相談受付中

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