【足し算・引き算の教え方】子どもが「できる!」ようになる教え方を解説

「指を使わないと計算できない」

「繰り上がり・繰り下がりになると急に間違える」

このような悩みを抱えて「足し算 引き算 教え方」と検索している保護者の方は多いのではないでしょうか。

実は、足し算・引き算が苦手な子の多くは、「計算のやり方」ではなく数の意味を十分に理解できていません。

私は15年以上個別指導塾で指導し、現在は算数専門の家庭教師として多くのお子さんを指導しています。

その経験から言えるのは、「計算を教える前に、数のイメージを育てること」が最も重要ということです。

この記事では、家庭でできる足し算・引き算の教え方を、学年別・つまずき別に詳しく解説します。

足し算・引き算ができない本当の理由

「練習不足だから」と思われがちですが、それだけではありません。

多くの場合、次のような原因があります。

・数と数量が一致していない

・数字だけを見て覚えている

・「増える」「減る」の意味が分からない

・計算方法だけを暗記している

つまり、計算の意味を理解しないまま練習だけを増やしてしまっていることが多いのです。

計算の意味を具体物や図と結びつけて理解させることが、後の文章題や応用問題にもつながります。

教え方① まずは「数える力」を育てる

足し算・引き算の土台は「数える力」です。

例えば、りんごが3個あります。

そこへ2個持ってきます。

実際に置いてみます。

すると、3個だったものが4個、5個になったことが目で見て分かります。

これが足し算の意味です。

数字だけではなく、「実際に増えた」ことを経験させましょう。

教え方② 「増える」「減る」を言葉で理解する

足し算とは「(1個ずつ) 増えること」引き算とは「(1個ずつ) 減ること」このイメージが大切です。

例えば「5個あったクッキーを2個食べた」なら、実際に2個取り除いてみます。

すると、5個から3個になります。

この体験を何度も繰り返すことで、「引き算=減る」という感覚が身についていきます。

教え方③ 指を使うことは悪くない

「指を使わないで計算しなさい」と言われることがあります。

しかし、私は低学年では指を使うことを否定しません。

指は子どもにとって一番身近な教材です。

もちろん、ずっと指を使い続けるのは望ましくありません。

しかし、頭の中で数をイメージできるようになるまでは、十分役に立ちます。

無理に禁止する必要はありません。

教え方④ 繰り上がり・繰り下がりは図で教える

繰り上がりや繰り下がりをいきなり筆算で説明すると、覚えるだけになってしまいます。

例えば「13−5」なら、13個のおはじきを置きます。

そこから5個取ると、8個残ります。

この経験をしてから筆算へ進むと、「なぜ繰り下がりをするのか」まで理解できます。

教え方⑤ 文章題も同時に取り入れる

計算だけでは、本当に理解したとは言えません。

例えば、「あめが4個あります。お母さんにもらって3個増えました。」なら「足し算かな?」と考えます。

逆に「9個ありました。2個食べました。」なら「引き算だ」と判断します。

文章題を通して、計算と生活を結び付けることが大切です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 指を使っていても大丈夫ですか?

A1.はい。低学年では問題ありません。徐々に頭の中でイメージできるようになれば十分です。

Q2. 繰り上がりだけ苦手です。

A2.10を作る考え方が理解できているか確認しましょう。ブロックやおはじきを使うと理解しやすくなります。

Q3. 毎日どのくらい練習すればいいですか?

A3.10〜15分程度を毎日続ける方が、1時間まとめて行うより効果的です。

Q4. いつまで具体物を使えばいいですか?

A4.子どもが頭の中で数をイメージできるようになるまでです。

年齢ではなく、理解度に合わせて卒業しましょう。

まとめ

足し算・引き算を教えるときは、計算方法を覚えさせることよりも、数の意味を理解させることが何より大切です。

ポイントをまとめると、

・数える経験をたくさんする

・具体物を使って学ぶ

・「増える」「減る」を体験する

・10のまとまりを理解する

・図やブロックから筆算へ進む

・子ども自身が気づく機会を作る

この土台ができると、その後の掛け算・割り算、文章題、さらには中学受験算数までスムーズにつながっていきます。

焦って計算だけを教えるのではなく、「なぜそうなるのか」を一緒に考える時間を大切にしてあげてください。

それが、算数を好きになる第一歩になります。

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