「計算は速くできた方がいい」「でも間違えたら意味がないし…」
勉強していると、こんなふうに“速さ”と“正確さ”のどちらを優先すべきか、悩んだことはありませんか?
受験が近づくと、この2つのバランスに迷うことが増えてきます。
この記事では、「計算は速さと正確さのどちらが大事か?」という問いに、明確な答えを示しつつ、それぞれの力の育て方や意識すべきタイミングについても解説します。
結論からいうと正確さの方が大事
まず結論から言うと、計算においては「正確さ」の方が圧倒的に重要です。
どれだけ速く計算しても、答えが間違っていれば意味がありません。
テストで点を取るには「正しい答え」を出すことが最優先。
特に中学・高校の数学では、複雑な計算や途中式がある問題も多いため、一つのミスが連鎖的に減点につながることもあります。
「正確に計算できる力」は、どのレベルの試験でも絶対に必要な土台なのです。
計算の正確さは「見直しの正確さ」
計算ミスを防ぐためには、「正確に計算する力」だけでなく、「正確に見直す力」も欠かせません。
実際、計算ミスの多くは、見直せば気づける単純ミスです。
ですから、計算の正確さを高めるには、「見直し」の練習も習慣にすることがポイント。
特におすすめなのが、途中式を丁寧に残すことと、答えに至る過程を逆算でチェックする方法です。
こうした見直し習慣が、自然と正確さを高めてくれます。
速さは「テスト直前」に身につければ良い
もちろん、計算の速さもテストでは武器になります。
時間配分に余裕が生まれ、見直しにも時間を使えるようになります。
ただし、速さはあとからでも鍛えることができる力。
焦ってスピードを優先してしまうと、雑な計算が身についてしまい、かえってミスが増えがちです。
おすすめの順番は、「正確に解けるようになってから、徐々に速さを意識する」こと。
本格的にスピードを高めるのは、試験が近づいてからでも十分間に合います。
まとめ
- 計算は速さより正確さが最優先
- 正確さとは、「見直しも含めた正確さ」
- 速さは正確さの土台ができたあとに身につければOK
- 試験本番では「正しい答えを出す力」が一番の得点源
計算力を伸ばしたいなら、まずは「ミスを減らすこと」から。
正確に解けるようになってから、自然と速さもついてきます。
焦らず、確実に力をつけていきましょう!