「新小4から塾が始まるけれど大丈夫だろうか」
「小3までの算数で何を復習しておけばいい?」
中学受験では、多くの塾が小学4年生から本格的なカリキュラムをスタートします。
そのため、このタイミングで非常に重要になるのが「小3までの算数がどれだけ定着しているか」です。
実際、算数が苦手になってしまう子の多くは「難しい問題が解けない」ではなく「小3までの基礎が抜けている」というケースです。
逆に言えば、基礎が固まっている子は、小4以降の算数が一気に楽になります。
この記事では、算数専門家庭教師として多くの中学受験生を指導してきた経験から、
・小4前に必ず復習しておきたい算数単元
・小4算数でつまずく子の共通点
・算数の先取りは必要なのか
・新小4算数チェックリスト
について詳しく解説します。
なぜ「小3までの算数復習」が重要なのか
中学受験算数は難しく見えますが、実は「小学校算数の組み合わせ」でできています。
つまり、基礎が弱いと応用問題は絶対に解けません。
実際に小4でつまずく子の多くは
・九九があやふや
・計算ミスが多い
・文章題が苦手
という状態です。
そのため、新小4になる前に「小3までの算数を一度整理しておくこと」が非常に大切です。
小4前に必ず復習しておくべき算数単元
特に重要なのは次の6つです。
① 計算(四則計算)
② かけ算九九
③ 大きな数
④ 時刻と時間
⑤ 長さ・かさ・重さ
⑥ 文章題
それぞれ詳しく説明します。
計算(四則計算)
まず最優先なのが、基本計算です。
具体的には
・たし算
・ひき算
・かけ算
・わり算
です。
確認したいポイントは次の3つです。
チェック
□ 計算の手順を理解している
□ 桁をそろえて計算できる
□ 「引き算でのミス」が少ない
中学受験に向けて、小4の段階では「速さより正確さ」を重視しましょう。
かけ算九九
九九は「算数の土台」です。
九九があやふやだと
・わり算
・分数
・約数倍数
などで必ず苦労します。
もし迷う段があるなら、今のうちに徹底的に復習しましょう。
大きな数
小3では
・万
・十万
・百万
などの大きな数を学びます。
ここで大切なのは「位取りの理解」です。
例えば「5030000」を「503万」と理解できるかどうかです。
この理解があると
・割合
・単位変換
がスムーズになります。
時刻と時間
時間の計算は、多くの子が苦手にする単元です。
よくあるミス
・60分=1時間の感覚が弱い
・繰り上がりが苦手
・経過時間がわからない
例えば「3時45分 → 4時20分」の時間差を求められるかどうかです。
時間計算は中学受験でも頻出なので、必ず復習しておきましょう。
長さ・かさ・重さ(単位)
単位も重要です。
特に覚えておきたいのは、長さについて「1km = 1000m」、重さについて「1kg = 1000g」、かさについて「1L = 1000mL」などです。
文章題
小3算数で最も重要なのが文章題です。
文章題では
・問題文を最後まで読む
・何を求めるか確認
・式を書く
という習慣をつけましょう。
小4算数でつまずく子の共通点
小4で算数が苦手になる子には、はっきりとした共通点があります。
計算ミスが多い
計算ミスが多い子は
・途中式を書かない
・桁をそろえない
ことが多いです。
九九があやふや
九九が瞬時に出ないと
・わり算
・分数
でつまずきます。
九九は「完全暗記レベル」にしておきましょう。
問題文を読まない
多くの子が、問題文を途中までしか読んでいません。
そのため
・何を求めるのか分からない
・式が立てられない
という状況になります。
算数では「読む力」も非常に大切です。
小4算数の先取りは必要?
保護者の方からよく聞かれるのが「小4算数を先取りした方がいいですか?」という質問です。
結論は、無理な先取りは必要ありません。
それよりも重要なのは「基礎の完成」です。
先取りより重要なこと
次の3つを優先しましょう。
① 計算力
② 文章題
③ 単位理解
この3つができていれば、小4の授業は十分理解できます。
先取りが向いている子
ただし次のような子は、軽い先取りも良いでしょう。
・計算が安定している
・算数が好き
・余裕がある
新小4算数チェックリスト
新小4になる前に、次のチェックをしてみてください。
計算チェック
□ 3桁のたし算ができる
□ 3桁のひき算ができる
□ かけ算筆算ができる
□ わり算筆算ができる
九九チェック
□ 九九をすべて言える
□ ランダムでも答えられる
□ 2秒以内に答えられる
単位チェック
□ 1km = 1000m
□ 1kg = 1000g
□ 1L = 1000mL
が理解できている
時間チェック
□ 経過時間が求められる
□ 時間と分の計算ができる
文章題チェック
□ 式を書いて解ける
□ 問題文を最後まで読む
このチェックで、8割以上できていればOKです。
よくある質問
Q1. 小4から塾に入れば大丈夫ですか?
A1. 基礎が弱いとかなり苦しくなります。小4の塾は、基礎ができている前提で進みます。できれば小3内容は一度復習しておきましょう。
Q2. どのレベルまでできれば良いですか?
A2. 目安は学校の問題がほぼ満点です。難しい問題よりも「教科書の基礎」を確実にが大切です。
Q3. どれくらい復習すればいいですか?
目安は「2〜3週間」です。短期間でも集中して復習すれば、かなり安定します。
まとめ
小学4年生になる前に復習しておきたい算数単元は次の6つです。
・計算
・九九
・大きな数
・時間
・単位
・文章題
算数は「基礎が9割」です。
この段階で基礎が固まっていると、小4以降の算数が驚くほど理解しやすくなります。
逆に、基礎が抜けたまま進むと小5・小6で一気に苦しくなります。
新学年が始まる前に、ぜひ一度「小3までの算数を総復習」してみてください。
