【中学受験】志望校合格のための失敗しない夏季講習の取り方

中学受験を控えたご家庭にとって、夏休みは「受験の天王山」と呼ばれる大切な時期です。

そのため、多くの塾ではさまざまな夏季講習講座が用意されています。

しかし、講座数が多すぎて「全部受けた方が良いの?」「何を選べば良いの?」と悩む保護者の方も少なくありません。

実は、夏季講習は「たくさん受けること」が目的ではありません。

お子さんの課題や志望校に合わせて、必要な講座を適切に選ぶことが重要です。

今回は、中学受験生のための夏季講習の取り方について詳しく解説します。

夏季講習は「量」ではなく「目的」で選ぶ

夏季講習の案内を見ると、多くの塾で次のような講座が並びます。

・基礎力養成講座

・応用力強化講座

・志望校別特訓

・苦手単元克服講座

・算数特訓

・国語読解特訓

・理科・社会総復習講座

すると保護者の方は、「全部受けた方が成績が上がるのでは?」と思いがちです。

しかし、実際には受講数を増やしすぎると復習時間が確保できなくなります。

中学受験では、授業を受ける時間よりも、復習して定着させる時間の方が重要です。

まずは「何を改善したいのか」を明確にしてから講座を選びましょう。

夏季講習で最優先すべきは「弱点補強」

夏休みは学校の授業が止まるため、まとまった復習時間を確保できます。

そのため、まず考えるべきなのは苦手分野の克服です。

例えば、

・割合が苦手

・速さが苦手

・図形問題が苦手

・国語の記述が苦手

など、お子さんによって課題は異なります。

夏休みが終わると、新しい単元や過去問演習が本格化します。

その時になって基礎が抜けていると苦労します。

夏季講習を選ぶ際には、「この講座を受けることで何の弱点を改善できるのか」を基準に考えることが大切です。

偏差値40前後の生徒は応用講座より基礎講座

偏差値40前後のお子さんの場合、「難しい問題をたくさん解けば伸びる」わけではありません。

むしろ、「計算」「一行問題」「基本例題」を確実に解けるようにする方が効果的です。

特に算数では、基本問題が解けない状態で応用講座を受講しても、理解が追いつかないことがあります。

まずは基礎講座を優先しましょう。

偏差値50以上なら志望校との相性を考える

偏差値50以上の生徒になると、基礎固めに加えて志望校対策も意識したい時期になります。

例えば、

・図形が頻出する学校

・速さが頻出する学校

・記述問題が多い学校

・思考力問題が多い学校

など、学校によって傾向が異なります。

そのため、「人気講座だから受ける」のではなく、「志望校に必要だから受ける」という考え方が重要です。

過去問を確認しながら選ぶと失敗が少なくなります。

夏季講習を入れすぎる危険性

保護者の方が最も注意したいのがここです。

夏季講習を詰め込みすぎると、

・復習ができない

・宿題が終わらない

・睡眠不足になる

・集中力が落ちる

という状態になります。

すると、「毎日塾に行っているのに成績が上がらない」という事態が起こります。

実際には、

授業を受ける

復習する

解き直す

再テストする

という流れがあって初めて学力が定着します。

夏季講習はスケジュールを埋めるために受けるものではありません。

算数は復習時間を必ず確保する

算数は最も復習時間が必要な科目です。

特に中学受験算数では、

・解法を覚える

・図の描き方を覚える

・条件整理を覚える

という必要があります。

授業を受けただけでは解けるようになりません。

目安として、授業時間と同じか、それ以上の復習時間を確保したいところです。

もし夏季講習で毎日予定が埋まっているなら、講座数を減らすことも検討しましょう。

夏季講習を選ぶときに確認したい5つのポイント

講座選びで迷ったら次の5点を確認してみてください。

① 苦手克服につながるか

現在の課題解決に直結する講座かどうかを確認します。

② 志望校対策になるか

志望校で頻出の内容を扱う講座かを確認します。

③ 復習時間が確保できるか

受講後に解き直しをする時間が残るか考えます。

④ 子どもの体力が持つか

夏休みは想像以上に疲れます。

無理なスケジュールは逆効果です。

⑤ 家庭学習とのバランスが取れるか

塾だけでなく、

・計算練習

・漢字

・理社暗記

の時間も必要です。

夏季講習で最も大切なのは「復習」

多くの受験生は、「授業を受けること」に意識が向きます。

しかし合否を分けるのは、授業後に何回解き直したかです。

同じ講座を受けても、

・受けっぱなしの生徒

・3回解き直す生徒

では結果が大きく変わります。

夏季講習を選ぶ際には、「復習できる量かどうか」を必ず基準にしてください。

まとめ

中学受験の夏季講習は、講座数を増やせば良いというものではありません。

・まず弱点補強を優先する

・偏差値40前後なら基礎講座を重視する

・偏差値50以上は志望校との相性を見る

・復習時間を確保する

・算数は特に解き直しを重視する

・受講数よりも定着率を意識する

夏休みは長いようであっという間です。

「何を受けるか」だけでなく、「受けた後に何をするか」まで考えて夏季講習を選びましょう。

よくある質問

Q1. 夏季講習は全部受けた方が良いですか?

A1.いいえ。復習時間がなくなるほど受講するのは逆効果です。必要な講座を絞りましょう。

Q2. 苦手科目と得意科目、どちらを優先すべきですか?

A2.まずは苦手科目の底上げを優先することをおすすめします。受験では苦手科目が足を引っ張るケースが多いためです。

Q3. 夏休みに過去問は始めるべきですか?

A3.志望校によりますが、まずは傾向確認として数年分を見るのは有効です。ただし基礎が固まっていない場合は復習を優先しましょう。

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