模試で思うような点数が取れなかったとき、多くの人は「勉強不足だった」と考えてしまいます。
しかし、こうした反省だけで終わらせてしまうのは、もったいないことなのです。
模試の本来の役割は「現時点の実力を測ること」ではなく、「どこを改善すれば伸びるのかを明確にすること」にあります。
つまり、点数が悪いという結果は「伸びしろが見つかった」という意味であり、むしろ今後の成績アップのチャンスです。
ここで感情的に落ち込むのではなく、「分析→改善」という行動に移れるかどうかが、その後の成績を大きく左右します。
今回は、そのことについて解説していきます。
やってはいけないNG行動
点数だけ見て終わる
模試の結果を見て、「良かった・悪かった」で終わってしまうのは最ももったいない行動です。
重要なのは「なぜその点数になったのか」です。ここを考えなければ、次も同じ結果になります。
間違えた問題を解き直さない
多くの人が「解説を読んで理解したつもり」で終わりますが、それでは力はつきません。
解説を読んだ後に「何も見ないで解けるか」「その問題の類題をできるか」が最も重要です。
このステップを飛ばすと、同じ問題はまた解けません。
難しい問題ばかりに注目する
模試で点数が悪いと、「難しい問題ができなかった」と考えがちですが、実際には基礎問題のミスが原因であることが多いです。
まず見るべきは「本来取れる問題を落としていないか」です。
成績アップのための正しい復習の手順
模試後の復習は、以下の流れで行うのが効果的です。
① 問題を3つに分類する
問題を次の3つに分けます。
・何も見ずに解けた問題(完全理解)
・解説を見れば理解できる問題(要復習)
・解説を見ても分からない問題(基礎不足)
この分類をするだけで、「自分に何が足りないのか」が明確になります。
② 「要復習問題」を完璧にする
ここが最も重要です。
解説を読んだ後に、必ず
・何も見ないで解く
・別の日にもう一度解く
この2段階を行います。
このプロセスを踏むことで、「分かったつもり」を「自力で解ける」に変えることができます。
③ 基礎に戻る判断をする
「解説を見ても分からない問題」は、その問題を頑張るのではなく、その問題を理解するために必要な単元に戻ることが重要です。
例えば、
・割合が分からない → 分数の基本文章題へ戻る
・速さが苦手 → 単位と比の理解からやり直す
この「逆戻り」ができるかどうかが、成績を伸ばす最大のポイントです。
点数よりも見るべき3つのポイント
模試では、点数以上に重要なポイントがあります。
① 取れる問題を落としていないか
合格するためには、「満点」ではなく「合格者平均点」を取ることが重要です。
そのためには、「基礎問題」「標準問題」を確実に取る力が必要です。
② ミスした理由を探す
ミスには必ずパターンがあります。
・計算ミス
・読み間違い
・解法の勘違い
これらを具体的に言語化することで、再発を防げます。
③ 時間配分
「時間が足りなかった」という場合は、単なるスピード不足ではなく、「解く順番」「問題選択」に原因があることが多いです。
日ごろから「自分にできる問題」を把握するようにしましょう。
よくある質問
Q1. 模試の結果が悪くてやる気が出ません
A1. やる気は「結果」ではなく「行動」から生まれます。まずは「1問だけ完璧にする」など、小さな成功体験を積み重ねることが重要です。
Q2. 偏差値が下がりました。どうすればいいですか?
A2. 偏差値は周りとの比較なので、一時的に下がることは普通にあります。大切なのは「自分の理解が深まっているか」です。復習を正しく行えば、次で必ず上がります。
まとめ
模試で点数が悪かったときに大切なのは、「落ち込むこと」ではなく「正しく復習すること」です。
・点数ではなく原因を見る
・何も見ないで解けるまでやる
・分からない場合は基礎に戻る
この3つを徹底すれば、模試の結果は必ず次につながります。
模試は「結果」ではなく「成長のための材料」ですので、この考え方を持つことで、成績は確実に伸びていきます。
