中学受験が近づくと、多くのご家庭でこんな悩みが出てきます。
・「子どもはA中学に行きたいと言っている」
・「でも親としてはB中学の方が合っている気がする」
・「最終的には誰の意見を優先すればいいの?」
これは決して珍しい悩みではありません。
実際、家庭教師として数多くのご家庭を見てきましたが、志望校選びで親子の意見が一致するケースばかりではありません。
では、子どもの意見と親の意見、どちらを優先すべきなのでしょうか。
結論から言えば、「子どもの意見を尊重しながら、親が最終的な判断をする」のが理想です。
その理由を詳しく解説します。
なぜ子どもの意見を大切にすべきなのか
中学受験は、親ではなく子ども本人が受験します。
そして入学後も6年間通うのは子どもです。
だからこそ、
・行きたい学校
・学校説明会で感じた印象
・部活動への憧れ
・制服や校風
こうした気持ちはとても大切です。
「この学校に入りたい」という気持ちは、受験勉強を続ける大きな原動力になります。
実際、第一志望校への憧れが強い子ほど、最後の数か月で驚くほど成績が伸びることも少なくありません。
ただし、子どもだけでは判断できないことも多い
一方で、小学生が学校選びに必要な情報をすべて理解できるとは限りません。
例えば、
・大学進学実績
・教育方針
・通学時間
・学費
・学習サポート
・学校の雰囲気
・面倒見の良さ
これらは子どもだけでは判断が難しい部分です。
学校説明会では「楽しそう」と感じても、実際に通学すると片道90分以上かかる学校だったり、入学後の勉強量が想像以上に多かったりすることもあります。
だからこそ、親の視点も欠かせません。
親だからこそ見えるポイントがある
保護者には、子どもには見えない視点があります。
例えば、
・この子の性格に合っているか
・通学が負担にならないか
・学校の学習スピードについていけそうか
・6年間安心して通えそうか
こうした視点は、親だからこそ判断できます。
特に算数が苦手なお子さんの場合は、「入学後に授業についていけるか」という視点も非常に重要です。
偏差値だけで学校を選ぶのではなく、その子が安心して成長できる環境なのかを考える必要があります。
「親の希望」を押し付けるのは危険
一方で、「この学校なら将来有利だから」「親戚が通っていたから」「偏差値が高いから」という理由だけで親が決めてしまうのはおすすめできません。
本人が納得していない受験は、
・勉強のモチベーションが続かない
・合格しても学校生活が楽しくない
・入学後に後悔する
というケースもあります。
実際に、「親がどうしても行かせたかった学校」よりも、「自分で選んだ学校」の方が、入学後に生き生きと学校生活を送っているお子さんを多く見てきました。
子どもの希望だけを優先するのも危険
逆に、「本人が行きたいなら全部任せよう」というのも少し危険です。
例えば、
・家から遠すぎる
・偏差値が大きく離れている
・校風が本人に合っていない
・通学時間だけで疲れてしまう
など、客観的に考えると厳しいケースもあります。
親には、「本当にその学校が合っているのか」を冷静に考える役割があります。
我が家ではどう決めればいい?
おすすめなのは、親子で役割を分けることです。
例えば、
子どもが決めること
・行きたい学校
・楽しそうと思える学校
・部活動
・制服
・校風
親が確認すること
・通学時間
・学費
・教育方針
・偏差値とのバランス
・学習サポート
・大学進学実績
・家庭との相性
このように役割分担をすると、お互い納得しやすくなります。
家庭教師として感じる「一番うまくいくご家庭」
これまで多くの受験生を指導してきて感じるのは、親が決める家庭でもなく、子ども任せの家庭でもなく、「親子で話し合いながら決める家庭」が最もうまくいくということです。
その際に大切なのは、「なぜその学校に行きたいの?」「何が魅力だったの?」と、子どもの考えを聞くことです。
そして親も、「通学時間はどう思う?」「6年間通うことを考えるとどうかな?」と、一緒に考える姿勢を持つことが重要です。
親が否定するのではなく、一緒に考えることで、子ども自身も納得した学校選びができるようになります。
まとめ
志望校選びでは、「子どもの意見」と「親の意見」のどちらか一方だけを優先するのではなく、子どもの気持ちを尊重しながら、親が客観的な視点で支えることが何より大切です。
中学受験は合格することがゴールではありません。
入学後の6年間を充実して過ごし、その先の成長につながる学校を選ぶことが、本当の意味での成功だと私は考えています。
だからこそ、親子でたくさん話し合い、お互いが納得できる志望校を見つけてください。
お子さまに合った学校選びや受験戦略でお悩みの方へ
「この学校は本当に子どもに合っているのだろうか?」
「今の成績でどの学校を目指すべきか分からない。」
このようなお悩みは非常によくいただきます。
私は算数専門の家庭教師として、お子さまの学力だけでなく、性格や得意・不得意も踏まえながら、志望校選びや学習計画についてもアドバイスしています。
一人ひとりに合った受験戦略を立てることで、無理なく、そして納得感のある中学受験を目指すことができます。
志望校選びや算数の学習方法でお困りでしたら、お気軽にお問い合わせください。
